インテリアコーディネートといっても、新築やリフォームのようにお部屋の床や壁・建具などの内装材から選んで行く場合もあれば、今あるお部屋の内装にあわせて、家具や照明、カーテンを選んでいく場合と様々です。
ただ、どちらのケースでも一番のポイントは、そこに住む人にとって使いやすさはもちろんのこと、居心地の良い空間でなくてはならないということです。
そこで今回は、ナイス(株)が分譲しているアルシアシリーズのモデルルームから3つのインテリアコーディネート例をご紹介します。
それぞれのお部屋に住まう人のライフスタイルから、インテリアテイストの設定、そして実際のコーディネートのポイントをプロのコーディネーターにお伺いしました。
是非、みなさん自身のインテリアの参考にしてみてください。
ご協力会社 株式会社ミラノ
Natural ナチュラルカラーと素材をあわせたコーディネート
プランコンセプト
働く女性の一人暮らしをイメージしてモデルルームを演出しています。
利便性のよい溝の口に暮らす30代女性が、このお部屋の主人公です。平日の日中バリバリ外で働く一方、 自宅に帰ってきた夜にはほっこり安らげる、そして休日には趣味の時間を楽しめる空間作りを考えました。
特にリビングと隣り合った洋室を、①間仕切りのスライディングウォールを開け放った時には、リビングとつながる寛ぎの空間として、②閉めた時には、趣味の部屋として落ち着いた個室空間という、二つの表情を持つスペースとして表現しました。
素材選びのポイント
ナチュラル色の明るい内装空間に白×ナチュラル色の家具を配置し、ファブリックは素材感豊かな麻や刺繍の施された上質な白系でまとめることで、女性らしいやわらかなやさしい印象にコーディネートしました。
Luxury モダンな中に落ち着いた高級感のあるコーディネート
プランコンセプト
女性の快適な暮らしを追求した「アルシアシリーズ」ですが、大森というエリアの特性から、「男性にも共感されるインテリア」をテーマにコーディネートいたしました。
仕事も遊びも充実した日々を過ごしているビジネス・パーソンが、お気に入りのものに囲まれ、明日へのエネルギーをチャージする空間を演出しています。
もともとリビングに隣あう洋室スライディングウォールを取り払いリビングとつながるひとつの空間としてレイアウトしています。広いひとつの空間ですが「リビング」「ダイニング」「書斎」と、3つのコーナーとして使い分けました。
素材選びのポイント
素材感を残した落ち着きある色合いのフローリングに高級感のある鏡面ホワイトの建具カラーで、重厚になり過ぎない空間に仕上げました。
造作家具もフローリングに色・木目を揃えることによって、コーナーで使い分けた3つの空間要素(「リビング」「ダイニング」「書斎」)に、統一感をもたらしています。
目の前が公園というガラス越しの眺望の良さや、高い天井高もインテリアの要素として考慮しています。
Simple Modern 清潔感のあるコーディネート
プランコンセプト
毎日忙しく働いているお二人(DINKS)の暮らしをイメージして、モデルルームを演出しました。
もともとLDと洋室だった2室の間取りを、LDを拡張して1室としウォークインクローゼットを設け、より使い勝手の良い空間としました。
洋室は、可動間仕切りを開け放つとLDとつなげることができ、広々とした空間に。
また、閉めたときは、シルキーなファブリックに囲まれた落ち着いた寝室としてお使いいただけます。
暮らしのシーンに合わせて、空間をフレキシブルに活用することができます。
素材選びのポイント
素材感を残した落ち着きのある色合いのフローリングに、ガラス×スチールの家具を設置。
広くなった空間を強調するため、壁面側に照明を組み込んだローボードを通しました。
その壁面には、柔らかく包まれるような色味の中に質感の違う素材を組み合わせることで、空間に表情をつけています。
日中は光が降り注ぐ明るいリビングに、夜は間接照明だけの空間にして、お仕事から戻られたお二人に寛ぎの時間をつくりだします。
いかがでしたか?