このマニュアルは、時間の有る時に、お弁当のおかずストックを一気にまとめて作り、小分けで冷凍ストックしていくスタイルです。基本設定は、ホットミール(メイン・炭水化物)と、コールドミール(サラダ・フルーツ)でお弁当箱を分けて詰めます。
オペレーションを決める
ホットボックス(保温庫)を使用する場合

夕飯に合わせ、ご飯を炊きます。ホットミールのご飯だけお弁当に詰め、夕食や、入浴の間に自然に放熱させます。
夕食を食べ終えたらご飯も冷めているので、作り置きしている冷凍ストックからおかずをピックアップし、凍ったまま詰めランチクロスで包んで終了。そのまま冷蔵庫へ。翌朝は持たせるだけです。
ご飯の粗熱が多少残っていても、冷凍のおかずで冷えるので問題無しです。また、ご飯を予めお弁当の形に合わせ成型し冷凍保存しておけばもっと手早く完成します。娘が学校についてから、ホットボックスにお弁当を入れランチの頃には熱々だそうです。
※ご飯は冷蔵庫にいれると、澱粉質が凝固してパサパサになります。加熱せずに食べる場合は冷蔵庫はNGです!
常温で食べる場合

(ご飯だけ別に用意する)
夜のうちに冷凍ストックからおかずをピックアップし、凍ったまま詰めランチクロスで包んで終了。朝持たせる頃には半解凍状態で、ランチの頃には溶けています。サンドイッチの場合も夜作ってそのまま冷蔵庫へ。翌朝は保冷機能の有るランチバックに小さめの保冷剤を入れ持たせるだけです。お弁当自体が冷たいのでお昼までなら腐敗の心配もありません。
注意が必要なのがご飯を持たせたい時です。3パターンやってみましたが全部うまくいきますので状況に合わせて使い分けてください。
⑴朝起きてすぐバットにラップを広げその上にご飯を広げて、下らか保冷剤を当てて粗熱を取り、おにぎりにして一緒に持たせます。
夏場以外は夜ラップでおにぎりを作り、朝持たせても大丈夫です。
※保冷剤が直接おにぎりに触れない様にしましょう。
⑵炊きたてのごはんで冷ます余裕が無い場合は、熱いままラップを使いおにぎりにして、湿度が逃げやすいアルミに包み変え、冷えてる他のお弁当とは別にして持たせます。

⑶トレーで分かれているお弁当箱を使う。
おかずは夜のうちに完成させ、冷蔵庫へ。朝、ご飯を詰め、「冷凍庫の熱いものを急冷する機能」を使い、5分程度冷凍庫へ。冷えすぎに注意し、粗熱が取れたらお弁当箱にセットし持たせます。
この方法だと、おかずは冷凍ストックからブロックを組み合わせる様に準備できるので、主食の持たせ方だけ考えれば解決します。
翌日の予定や、お弁当のメニューに合わせて主食の持たせ方を決めるイメージです。
ホットポットで季節のお弁当対策
「冬」の対策

お昼まで「子供の適温の熱いレベル」を維持できるので、腐敗の心配も減ります。寒い時期は喜んでました。シチュー、カレー、けんちん汁、オニオングラタンスープ・・・いろいろ作らされました。学童ではお友達にうらやましがられ(特にカレー)本人ご満悦でした。
「夏」の対策
冷たい物を冷たいまま持たせれば、腐敗の心配が少なくなります。夏は冷たいお弁当に切り換えると夜のうちに準備できます。
娘からのリクエストが多い物は、氷たっぷりそうめん、冷製パスタ、フルーツポンチです。
Vol.2では、冷凍おかずのストックを作る為のツールをご紹介します。