内覧会ってなに???
待ちに待ったマイホームがいよいよ完成!
そんな鍵の引渡しも間近になった頃、
「建物内覧会」の案内が届きます。
鍵の引渡しを受ける前に、売主・建設会社が「こんな感じにできましたよ」と自分の購入したお部屋を実際に見学させてくれる機会です。やっと見られるとあっては、わくわくどきどき、舞い上がってしまいそうですが・・・、しかし!ここは落ち着いて!
この「建物内覧会」は、実際に住む前の「仕上がり具合」や
「使い勝手」をチェックする大事な機会でもあるのです。
この場で指摘したことは入居する前までに直してくれます。
でも、いったい何を見て、何をチェックすればいいの?
「内覧会を制す!」
今回のライフコラムは、入居した初日から快適に暮らす鍵となる、
誰でも簡単に冷静にチェックできる内覧会のコツをお伝えします!
事前準備
簡易の照明器具 |
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リビングダイニングや洋室などの照明器具は、
付いていないのが一般的ですから、
暗くなってからのチェックは難しくなります。
都合により内覧の時間が遅くなる場合は、
あらかじめ担当者に連絡をし簡易の
照明器具の用意をお願いしておきましょう
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注意事項
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正式に鍵の引渡しを受けるまでは、
建物は売主・建設会社の持ち物です。
お部屋への飲食物の持ち込みや喫煙、
トイレの使用などはできません。
マナーを守って内覧しましょう。
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内覧会にはこんな格好で行こう
内覧会にはこんな格好で行こう
入居前の建物内は屋根があるだけで
ほとんど屋外と同じ過酷な状況だと思うべし。
もちろんパンツ
しゃがんだりするので動きやすいように。
靴下&スリッパ
清掃はされていますが、ストッキングや素足は
避けたほうがよいでしょう。
夏は薄着で、冬はたっぷり防寒着で!
当たり前だけど、エアコンはありません!
出来上がったばかりの建物は
思ったよりも寒いのです。
足裏ホカロンもあれば、ばっちりです!
できればヒールの低い
ローファーやスニーカーで
当日は建物内を歩き回ったり、室内の出入りも頻繁に。歩きやすく脱ぎやすい靴がおすすめ。
内覧会に持っていくと便利なもの
くまなくチェックするためには
これくらいのグッズが必要
コンベックス(メジャー)
まっすぐなものがなんとなく
斜めに見える時の確認や、
入居後の家具配置など
図面から読み取れない部分の採寸に。
ポストイット・テープ
気になるところに貼っておきます。
テープは養生用テープがおすすめ。
ちゃんとついて、きれいに
はがれることが大切です。
※建設会社も用意をしてくれます。
タオル
汚れか傷かわからない時に
拭いて確かめましょう。
※こすりすぎて汚れを広げないよう
注意が必要です。
手鏡
高いところや足元の見にくい所を
チェックする時に。
白い手袋
外部などの汚れを触った後の自分の手で、
汚れを増やしてしまうことを避けるため。
※触った感触がわかるように軍手ではなく
薄手のものがおすすめ。
※建設会社が用意しているのは、
通常軍手ですが、女性にはちょっと大きいかも。
デジカメ
懐中電灯
※脚立
しっかり自分の目で確認したい人用。
※床を傷つけないように、脚には布などを
巻くことが重要です。
※申し出れば、貸してくれる場合もあります。
内覧会の流れ
受付 |
当日の流れを聞いて、チェック用紙とペン、
テープを受け取ります。
建設会社の人はこんな感じ ご協力:
りんかい日産建設㈱ 宮本さん
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共用部の操作確認 |
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◇共用エントランスの場所
◇オートロックの操作方法
◇集合郵便受けの位置
◇宅配ロッカーの操作方法
◇ゴミ置場
◇駐車場(機械式駐車場など)の操作方法
などの説明をしてくれます。 オートロックの操作確認
※売主・建設会社によっては、お部屋のチェック後に行う場合もあります。
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お部屋へ |
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建設会社の人と一緒に、自分のお部屋に行きます。
大規模なマンションの場合は、エントランスから自分のお部屋までのルートもしっかりチェック!
まず、メーターBOX内、分電盤、インターホンや給湯器リモコンなどの説明をしてもらいます。引越しをしてから「電気が付かない!」「水が出ない!」なんてことにならないよう、また、機能がどんどん良くなっている今、しっかり使いこなせるようにわからないことは質問をして! 設備などの操作を説明してもらう
給湯器リモコンの操作の説明
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チェック開始 |
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※細かいチェックポイントは次回以降お届けします。
ここでようやくチェック開始!
だいたい1時間を目安に各部屋を回り、気になる部分にテープで印を付け、気になる点をチェック用紙に記入します。
見落としがないようにバルコニー側からひと部屋ずつチェックしていきましょう!
持ち込んだ荷物はまとめて洗面室の防水パンへ。
床が傷ついたり、汚れたりするのを避けます。気になるところがあったらテープを貼って
チェック用紙に記入します
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受付に戻る |
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建設会社の受付に戻り、チェック事項を伝えます。
建設会社の方が、一覧を見て確認をしてくれます。
言葉では伝えられないようなものは、建設会社の人と一緒にもう一度お部屋に戻り、確認してもらいましょう。
うまく伝わらず、「直っていない」なんてことも少なくなります。
また、直し方や範囲についても必ず確認しましょう。 チェック後建設会社が内容を確認
言葉で説明できない場合は一緒に戻って確認
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家具やカーテンのための採寸 |
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家具やカーテンなどのための採寸は、
建設会社の方にことわって、この後ゆっくり行いましょう。
採寸したり、家具の置き方を想定したり、おもいっきりわくわくできますよ。 |
内覧会の心構え
1.キズや汚ればかりにこだわらない。
2.生活した気持ちになって動き回る。
3.防犯対策・安全対策・プライバシー対策も見落としなく
●キズや汚ればかりにこだわらない●
キズや汚ればかりに
目がいく方がいるかと思います。
もちろん新築マンションのキズ・汚れは許せないという考えの方もいるでしょうし、内覧会時に気になるものは入居してからも気になるので、早めに直してもらうほうがいいでしょう。
でも、引越しをして生活を始めれば、
いやでもキズは付き汚れていきます。
キズや汚れだけを探してそれだけで満足し、もっと大きな問題に気づかなかった…、なんてことがないようにしましょう。
●生活した気持ちになって動き回る●
使い勝手を確認するには、実際に動き回るのが一番。急いで家事をしていたら、ここがぶつかりそう、ここが危なそうなど気になるところをチェックしましょう。
内覧会時には冷蔵庫も洗濯機もありませんが、置いたらぶつかりそうな場合もあらかじめ想像してみて!
●防犯対策・安全対策・プライバシー対策も見落としなく●
こんな時代だからこそ万全に!外からの進入や、視線に対しても、カーテンなどが何も付いていない内覧会時にこそ細かくチェック。気になる箇所がある場合は、相談してみましょう。
内覧会を制す!第1回
https://www.vinice.jp/wp/wp-content/uploads/2016/12/sousa.jpg
https://www.vinice.jp/lesson/2942/