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アンチエイジングで健康増進1

アンチエイジングで健康増進1

このところ、内面を磨いて美しくなりたい、女らしさをupしたい、と思う女性が増えていて、 外見よりも内面が注目されています。
そこでアンチエイジングの研究・発展に注力していらっしゃる米井先生に内面からの健康維持の お話を伺いました。

■lesson1 アンチエイジングは 機能的な年齢の 若返り

講師:米井 嘉一先生

同志社大学 アンチエイジングリサーチセンター教授 医学博士  日本初の抗加齢医学の研究講座である同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授として、研究に尽力するほか、抗加齢医学を日本に紹介。

米井嘉一抗加齢研究室hp→
http://www.yonei-labo.com/

■lesson1
アンチエイジングは 機能的な年齢の 若返り

日本への導入

vinice
アンチエイジングという言葉を最近耳にするようになりました。「アンチエイジング=いつまでも若々しくいられる」というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?アンチエイジング(抗加齢)の普及と発展に力を注いでおられる米井先生に教えていただきたいと
思います。宜しくお願いします。


米井先生
宜しくお願いします。


vinice
では、アンチエイジングはいつ頃できたのでしょうか?


米井先生
世界的にアンチエイジングの言葉ができたのは1990年代初め頃からで、アメリカやヨーロッパを中心に若さと健康についての研究が
始まりました。 私がアンチエイジングの言葉を知ったのは1999年です。


vinice
米井先生はアンチエイジングを知ってから今までどのような活動をされてきたのですか?


米井先生
初めは、アメリカのクリニックや学会で話を聞いて、“これは面白い!”と思ったのがきっかけです。それからアメリカとヨーロッパで勉強をして日本に導入したいと思いました。日本の医療制度は独特で、日本にきちんと根づかないとせっかく良いものでも浸透しないと思い、アカデミック研究会を立ち上げました。アメリカは自由診療の国ですが、日本は医療に対して厳しいので、まずは内科学会や外科学会など様々な学会の既存のドクターにアンチエイジングが良いと思ってもらえるような学問体系をつくりたく、2001年に研究会を作りました。研究会で学問的な裏づけができました。そして、2001年に日本で初めて、川崎の日本鋼管病院にアンチエイジングドックを開設しました。


vinice
新しいものを導入することは簡単なことではありませんよね。


米井先生
そうですね。アンチエイジングドックは自由診療で、健康増進のための予防医学なので保険が適用されません。日本では保険医療が主体ですが、自由診療は美容外科や人間ドックなどが主です。 人間ドックに対しては、定着していることと、安心感があったので、人間ドック学会のドクターたちとタイアップして、アンチエイジングドックを作り上げていきました。

アンチエイジングの目的とは

vinice
なるほど。ところで、アンチエイジングは、外科と内科のどちら寄りなのでしょうか?


米井先生

外科でもあり、内科でもあり、両面あるんです。 見た目のアンチエイジングもあります。例えば、エステに行ったり、お化粧をしたり、美容外科でしわをのばしたり、しみをとったりと、見た目のアンチエイジングはありますが、3年くらい経過すればまた年をとってしまいます。 それはしょうがないことですが、せっかく外面的なものをきれいにしたのだから、それをいかに長持ちさせることができるか?長持ちさせることが大切なので、 内面的なアンチエイジングも大事なんです。だから、両方大事で、美容外科とタイアップをした活動も行なっています。両方行なうことによって、相乗効果が生まれ、1+1が2ではなく、3にも5にもなります。


vinice
外見をきれいにするだけでも自分に自信がでてきますが、それが一時的ではもったいないですね。そのキレイさを長持ちさせるには内面的なアンチエイジングが必要で、両方やると相乗効果がでるんですね。 でも、アンチエイジングの1番の目的はなんでしょうか?


米井先生

健康長寿です。 日々の健康を増進して、生活の質を良くしていきます。これを連続して健康長寿を保つのが目的です。人間は老化しますが、老化の仕方は人それぞれ。 頭が老化する人、骨が老化する人、血管が老化する人、様々です。

 


vinice
100歳でもボケがなく、病気もない方は老化するスピードが遅いのですか?


米井先生
100歳でボケもなく、病気もない方を百寿者と言いますが、百寿者が決して老化のスピードが遅いわけではありません。全身の体のパーツが、心も体もバランスよく均一に老化していることが特徴で、弱点が極めて少ないのです。 しかし、一般的には老化の仕方にムラがあり、弱点があります。その弱点がどんどん大きくなって病気になって、健康な部分まであしをひっぱるようになり、健康長寿から脱落してしまいます。


vinice
弱点とは、部分的に劣っているものを指しているのですか?


米井先生
そうです。 60歳の人が、脳年齢は50歳、血管年齢も50歳、骨年齢は70歳の場合、あと5年後には骨が折れしまうので、50歳に戻すようにします。早いうちから重点的に予防して、または治して、機能的な年齢の若返りを図ることがアンチエイジングです。あるいは、機能的な年齢の老化予防です。


vinice
機能的な年齢の若返りが目的なんですね。


米井先生
そうです。いろんな器官・臓器がある中で、1番老化している部分を重点的に直す。この論理を伝えると、他のドクターはなるほどと頷いてくれます。 悪い部分を1つ治すと、他の部分にプラスの作用が働くのです。これをアップレギュレーションと言いますが、逆に、弱点をそのまま放置しておくと、脳は50歳ですが、骨だけが71歳・72歳となっていき、元気だった器官・臓器も悪くなってしまいます。これをダウンレギュレーションと言います。 全体のバランスを保つことが大切なのです。そのための指導治療がアンチエイジングドックになります。


vinice
自分では全体のバランスが均一かどうか、どの部分が老化しているか知ることは難しいですものね。 では、lesson2では、アンチエイジングドックについてもう少し詳しく教えてください。

アンチエイジングで健康増進1
https://www.vinice.jp/wp/wp-content/uploads/2016/12/anti.jpg

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