おいしい!カラダにいい!ハチミツの活用術

旅行先のお土産屋さんでつい手に取り試食してしまう・・・ハチミツ。
体に良さそうだし、お土産にも喜ばれる品物として、
かわいらしい瓶詰めを買うことありませんか?
全国各地にどこでもあるハチミツを、もっと活用する知恵を学びませんか?
暮らしの中で「食べる」、「健康に役立てる」、「仕事に活用する」
方法をはちみつマイスターの河村先生に伺いました。

■Lesson1 ハチミツとは?
■Lesson1 ハチミツとは?

講師プロフィール:河村 千影氏
一般社団法人日本はちみつマイスター協会理事
養生薬膳アドバイザー 漢方スタイリスト

一般社団法人日本はちみつマイスター協会:http://www.83m.info/

■Lesson1 ハチミツとは?

VINICE
甘い食べ物が好きな私にとっては、ハチミツだったら砂糖よりも体に良いかな?と思い、抑えることなく食べてしまう食材です。ゴルゴンゾーラとハチミツのピザは塩味と甘みが絶妙で大好物です。
さて、食べることしか興味がなかったハチミツに、このたび「はちみつマイスター」というハチミツの専門資格があることを知りました。
今回は、この資格の事をきっかけに、ハチミツのことを改めてお聞きしたいと思います。河村先生よろしくお願いいたします。


河村先生
はい、よろしくお願いいたします。
結構みなさん、ハチミツは身近なもので知っている方が多いと思いますけど、改めて「はちみつって何?」となると、ただの「花の蜜を集めたもの」だけでは説明が足りないんですね。簡単に言いますと蜜蜂という蜂の種類が、花の蜜をお腹に貯めて体内酵素で変化させた蜜を、巣房に持ち帰って、その巣の中の六角形に蜜を蓄えて熟成した「天然の甘味物質」のことになります。つまり蜜蜂の餌、食糧なんです。


VINICE
人間は、蜂の食糧をもらっているんですね・・・・。


河村先生
ハチミツは花や樹木によって成分や味が異なります、
4月でしたら桜の花とか。そもそも蜜蜂は1匹の嬢王蜂を中心にコロニーで生活していて、巣では若い雌が子育てを担当し、ある程度たつと採蜜にいきます。つまり餌を集めるわけですが、この時の行動パターンとして1匹の働き蜂が蜜源をみつけると、他の働き蜂、全てが同じ所に採集にいくようになります。いわゆる蜂のダンス!でして、蜜源の場所を仲間に知らせているんです。すると同じ成分のハチミツをつくることができるわけです。

よく、れんげやクローバー、みかん等の花の種類別によってできたハチミツが重宝されていますが、蜜蜂は集団で生活しているから効率よく蜜源にあわせてハチミツをつくることができるのです。こうして1種類の花の蜜でできているハチミツを「単花蜜」といいます。

それに対して、季節の様々な違う花の蜜を集めてできているハチミツが「百花蜜」になります。単純に百種類の花の蜜ということではなくて、色々な複数の花という意味です。
日本人には「単一蜜」が重宝されがちですが、数種類の花から集めたハチミツでできている「百花蜜」が悪いわけではないので、季節によっての味わいが違う「百花蜜」と「単一蜜」というように、種類がたくさんあることを知っておいていただきたいなと思いますね。


VINICE
すると、採集した時期もわかるようになっているのですか?


河村先生
それはお店によって違いますね。
このマヌカハニーは、ニュージーランドだけに自生する花から採れるはちみつです。この花は12月の4週間だけ咲くので、そこで採取時期がわかりますが・・・。


VINICE
はちみつの種類は、花の種類によってだけですか?


河村先生
よく“純粋”と記載があるように、成分によって4つの種類に分類されています。まずハチミツとは、何も加工しない純粋なハチミツという意味です。2つ目は、精製ハチミツのことで、ハチミツから臭いや色等を取り除いて、規約に定める成分基準に適合させたものになります。3つ目は、加糖ハチミツ。純粋ハチミツが60%含まれていて、他に水飴やコーンスターチ、その他の人造糖類を加えたものになります。4つ目に、巣入りハチミツ(コムハニー)です。これは幼虫のいない巣房の中にハチミツが蓄えられているものです。

1.はちみつ
2.精製はちみつ
3.加糖はちみつ
4.巣入りはちみつ

VINICE
そのような分類があったのですね。
価格に差があるのは、そうした成分の違いも関係しているのですね。


 

 
 

■Lesson1 ハチミツとは?

河村先生
ハチミツセミナーの時は、参加した人には必ず、それぞれハチミツの味を試していただくようにしています。どうぞ試食してみてください。

こちらのオーストラリア産のレザーウッドハニーは、この土地でわずか5人しかいないハニーハンターによって採取される貴重なハチミツです。ハニーハンターが気長に巣の中で熟成状態を待ち、その後絞りたてをそのまま封印するので「幻のハチミツ」と言われています。日本とオーストラリアの双方で厳正な安全基準を完全に満たしているので安心して召し上がれます。タスマニア産 レザーウッドハニー

そしてこのマヌカハニーをご存じですか?
こちらはニュージーランドだけに自生するフトモモ科の花から採取するハチミツで、採取期間がわずか12月の約4週間のみという希少価値の高さから「はちみつの王様」と言われています。医療の現場でも使用しているハチミツで、歯磨き粉もあるくらいです。現に商品としてもいろいろなバリエーションがありますが詳しくはLesson2で説明します。
ニュージーランド産 マヌカハニー


VINICE
ハチミツは甘いのに、歯に良いだなんて・・・天然の薬、ハチミツのチカラはすごいですね。


河村先生
こちらは、国産、広島産のハチミツで、瀬戸内海に咲くレモンの花とみかんの蜜でできたハチミツです。柑橘系の甘さと香りがしませんか?このようにハチミツそれぞれの特徴が違ってくるので、ラベルをよくご覧になられるといいと思います。ある時期にしか咲かない花の蜜であるとか、何にあわせたらいいのかなど、考えながら味わうといいと思います。是非、ハチミツそれぞれの味を試してみてください。
瀬戸内レモンとみかんのはちみつ


VINICE
見た目の色も全然違いますね。確かにそれぞれ甘味、香りが全然違いますね!マヌカハニーは、色が濃いけどすっきりしてミントっぽくスッキリします。味わってみると、風邪もひきにくくなるような気がします。先生も風邪ひかなくなったのではありませんか?

写真左から
・瀬戸内レモンとみかんのはちみつ ⇒ Honey Honey Honey
 オンラインショップ http://honeyhoneyhoney.net
・タスマニア産 レザーウッドハニー ⇒ ㈲リアルフード・ドット・ジェイピー
 オンラインショップ http://real-food.jp/
・ニュージーランド産 マヌカハニー ⇒ 株式会社コサナ
 オンラインショップ http://www.cosana.jp/


河村先生
・・・そうなんです。結構何年も風邪ひいていないと思います。


VINICE
ハチミツの食べる量に適正はありますか?


河村先生
量ではなく、毎日少しずつ食べることが大切です。
少しでも十分ですよ。


 

■Lesson1 ハチミツとは?

VINICE
ところでハチミツはいつから食べるようになったのですか?


河村先生
古代エジプトでは、貴いファラオの涙と信じられていて、王の食べ物として最高の品質のハチミツが集められていたそうです・・・・
ハチミツの起源はキプロス養蜂と言われています。ギリシャ神話に出てくる女神アフロディーテが生まれた場所などというドラマティックな話で、品質の良さは古代から評判だったそうです。遺跡から発掘された円筒形の壺によって確認されています。

日本は、もともとキプロスにいた蜜蜂を輸入したところがはじまりと言われていますが、キプロスの蜜蜂には、気性の荒い蜜蜂がいて日本では性格があわなかったため、その後アメリカから西洋蜜蜂を輸入しました。本来、蜜蜂は「家畜」扱いになるのですが、日本にもともと生息していた蜜蜂では、気性が荒くてすぐにどこかへいなくなったりして飼い慣らすことができず無理だったので、このアメリカから輸入した、フレンドリーな蜜蜂・・・飼い慣らしやすい西洋蜜蜂がルーツになったそうです。


VINICE
古くから変わらない食べ物ですね。
今の蜜蜂は、国産ではなくて輸入した海外の蜜蜂なのですね。


河村先生
このプロス養蜂は、地中海諸国同様に蜜蜂の生活にとって、地形・花・気候・日照時間等の快適な環境があるため、今でも優れた品質のハチミツをつくる伝統が保持されています。はちみつマイスター協会では養蜂の起源を見に行くための旅行企画があるくらい有名な場所です。


VINICE
ハチミツの歴史はずいぶんと古くからあったのですね。ハチミツを製品にする作業は比較的シンプルだから、花の種類や蜜蜂の採蜜方法が古代と大して変わらなければ、古代のハチミツと同じ味を味わっているかもしれませんね!とくにキプロスのハチミツは機会があったら味わいたいものです。要チェックですね。

次回は、ハチミツの効果について伺います。


 

おいしい!カラダにいい!ハチミツの活用術
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