ト ッ プ
地震などの大災害は、ある日突然やってきます。
そしてこのような「非常事態」に直面すると、普段なら難なくできることが、とっさにはできなくなります。
それだけ精神的に受けるダメージは大きいのです。
例えば、忘れるはずがない自宅の電話番号が、頭に浮かばなくなるとか・・・。
「いざという時」に備えるということは、
自宅の電話番号をカードに書き写すというような小さなことから始まっているのです。
それは、普段の生活の中で準備しておけることばかりです。
非常事態が起きて、いざ避難というときになってから「あれが欲しい、これがあったら!」なんて言っても遅いのです。
“備えあれば、憂い無し”です。
かしこい女性はいざというときの備えも万全です。でも何からすればいいの…というあなた!
今月のライフコラムを参考にさっそくはじめましょう。
1.非常持ち出し袋を準備しよう!
実際に非常用持ち出し袋に入れておきたいグッズをご紹介します。
2.こんなものあると便利
さらにこれも準備しておきましょう。
3.こんなときどうすればいいの?
もし外出先で地震にあったら??
デパート、スーパーマーケットなど場所別の対策をたててみました。
4.一番大切なのは…心の準備も忘れずに!
防災の心得10か条。
Part1 非常持ち出し袋を準備しよう
非常持ち出し袋の中身は近くの避難所に行くための一時的に必要なもの、そして避難所では支給されにくいが、あったら安心!ということに重点を置いて選びましょう。
非常用持ち出し袋を準備する時のポイントをご紹介します。
ポイント1 自分にとって最低限必要なものに絞る。
あれもこれもと詰めすぎると、かさばり重くなります。
消防庁のガイドブックでは、男性15kg、女性10kgを目安としていますが、特に女性は軽くしておいたほうがいいのではないでしょうか。
避難時に大切なのは、軽快に身動きがとれることです。
ポイント2 リュックサックタイプにする。
両手の自由がきくリュックサックタイプにしておきましょう。
避難時には何が起こるかわかりません。
とっさの時、両手が使えるようにしておきましょう。
ポイント3 一人1個を準備する。
非常持ち出し袋は、一人1個が原則です。
その人によって必要なものが違ってくるからです。各自が必要なものを検討して詰めておきましょう。できれば、子供用も準備しておくと良いでしょう。
お菓子やマンガ、トランプなどを入れておけば、避難所での子供のストレスを軽減することができます。非常事態だからこそ、精神的な不安をやわらげてくれる大好きなものを入れておくことも大切です。
実際に非常持ち出し袋に入れておきたい
グッズをご紹介しましょう。
①水・食料・あめ・はちみつ | ②カイロ・マスク・歯ブラシ・石鹸・ウェットティッシュ | ③懐中電灯・電池・ろうそく・ライター | ||
④サランラップ・アルミホイル・ゴミ袋 | ⑤防寒シート |
|||
⑥マジック・ガムテープ・はさみ・ロープ・軍手 | ⑦スリッパ・サンダル・ホイッスル・テレフォンカード | ⑧レディースセット | ||
① 水・食料・ あめ・はちみつ
●水
・人間にとって、水の確保が最優先事項です。
・5年間保存のきくものを用意しましょう。
●栄養食
・非常時に不足しがちなカルシウム、鉄分を中心とした栄養素を手軽においしくとれる栄養食やチョコレートを用意しましょう。
チョコレートに含まれる糖質と栄養は、ストレスをおさえ、 脳細胞 の働きを高めます。
●はちみつ
・そのままなめてもいいし、調味料にも使えます。
・唇が荒れてしまったら、リップクリーム代わりにも使えます。
●あめ
・疲労回復に必要な糖分を補給。空腹感もいやしてくれます。
TO LIVE ~生きるために~
人間は、毎日の生活の中で、一人あたり2~3リットルの水が必要です。ただし、非常用持ち出し袋を背負って避難することを考えると、特に女性の場合は重すぎると逆に危険です。非常用持ち出し袋に入れる水は、近くの避難所までの一時的な必要量と考え、1日分の最低量1リットル程度を用意しましょう。これは、食料についても同様です。
※家庭用備蓄品としては、3日分の水と食料を備蓄しておくようにしたほうがよいでしょう。
※保管場所としては、車の中に備蓄しておくのも一つの方法です。
② 使い捨てカイロ・マスク・歯ブラシ・石鹸・ウェットティッシュ・救急絆創膏
●使い捨てカイロ
からだを温める以外に、レトルト食品を温めることもできます。その場合はタオルでくるむのがポイントです。
●マスク
防じん対策に、また避難所での感染症対策にも必須です。
鼻やほほ・あごまでピッタリフィットする立体タイプで、長時間使用しても耳が痛くならず、息苦しさやしゃべりにくいなどの不快感の少ないタイプを選びましょう。
●歯ブラシ
非常事態でも、これだけはほしいという意見が一番多かったのが歯ブラシです。歯磨き粉付きのタイプなら、なお便利です。
●石鹸
手やからだを洗うだけではなく、食器を洗ったり、衣類の洗濯にも使えます。
●ウェットティッシュ
水がない時、手やからだを拭くのに便利です。
傷口を拭いたり、ガーゼの代わりに使ったりと用途は多様です。
●救急絆創膏
すり傷・切り傷対策として、最低限用意しましょう。
③ 懐中電灯・電池・ろうそく・ライター
●懐中電灯
基本的な防災用品です。LEDライトなら、衝撃に強く長寿命です。
●乾電池
予備の乾電池も用意しておきましょう。
●ろうそく
災害時「火と暖」は、生き抜く力の支えになるといわれています。
停電の中では、明かりが心を落ち着かせてくれます。
安定性の高いものを選びましょう。
●スティック式ライター
ろうそくやたき火に火をつけるのに使います。
チャッカマンタイプのものなら簡単に使えます。
④ サランラップ・アルミホイル・ゴミ袋
●サランラップ
断水の時など、食器などにラップをかけ、食べ終わった後にラップを捨てれば食器を洗わなくてすみます。
けがをした時の応急処置として、幅広の包帯や三角巾代わりに使えます。防寒用として、マフラー代わりに首にまいて活用します。保温効果大です。
●アルミホイル
火で調理する時のお鍋代わりとして利用します。
丸めれば、洗い物の時のたわし代わりにも使えます。
●ジッパー付きビニール袋
貴重品や食品を入れるのに使います。また、防災用品はあらか
じめこの袋に入れてからリュック等に詰めておきましょう。
トイレットペーパーは芯をぬいてつぶし、ジッパー付きビニール袋に入れてリュックに詰めれば、かさばりません。
密閉式なので、水の運搬にも使用できます。
●ゴミ袋
ダンボールに重ねて、簡易トイレとして使えます。
透明なものは、頭からかぶってしまえば、砂ぼこりや漏出ガスから目を守ることができます。また、少しの時間ではありますが有毒ガスが発生した時に効果を発揮します。
下図の要領でカットすれば、雨具や防寒着としても使えます。
その他、半透明のものは、トイレや着替えの際の囲いとしてなど、多用途に使えます。
⑤ 防寒シート
保温性にすぐれ、防風・防水効果があります。敷物としたり、毛布代わりもに使えます。
からだに巻きつけ、ひざをかかえるような姿勢で使用すれば、体温が保たれます。
空からの救助に対しての信号・目印にも使えます。
⑥ マジック・ガムテープ・はさみ・ロープ・軍手
●油性マジック
紙、布、木、金属、プラスチック、ビニール等、何にでも書ける油性のタイプを用意しておきましょう。
●布ガムテープ
布製のものなら、文字も書けます。
また、負傷時の一時的な止血にも使えます。
●はさみ
紙や布だけでなく、針金やアルミなども切れるタイプを用意しましょう。
●ロープ
脱出や救助に利用します。長さは最低でも5m以上のものは用意しましょう。
木の間に渡してシートをかければ簡易テントがつくれます。洗濯ものを干すのにも重宝します。
●軍手
手の保護と防寒のために軍手は必需品です。ほんの少し指先を痛めただけでも、思うように手を使えなくなるものです。
⑦ スリッパ・サンダル・ホイッスル・テレフォンカード
●スリッパ・サンダル
地震の時は、ガラスの破片やがれきの中を避難しなければなりません。
そこで、けがをしないようにスリッパを準備しておきましょう。もちろん日頃から、玄関にはスニーカーやブーツを、ベットの脇には厚手の靴下やスリッパを準備しておくことも大切です。
●ホイッスル
身動きができない状況の時、自分の居場所を周囲に伝える伝達の道具です。
大きな声を出して、エネルギーを消耗しないよう、ホイッスルを吹きます。防犯ブザーでもOKです。
●テレホンカード
災害時には、携帯電話がつながらないことも考えられます。テレホンカードを1枚は入れておきましょう。
同様に、小銭も準備しておくとよいでしょう。
⑧ レディースセット
特に女性の方は、これも準備しておくと安心です!いくら非常時とはいえ、女性には、「やっぱりこれだけはほしい」というこだわりの物があります。
ヴィニーチェ クラブが、会員の皆様を対象に行ったアンケート結果から、非常用持ち出し袋に入れておきたいレディースグッズをご紹介します。
●使い捨てカイロ(靴下用)
冷え性の女性は多いはず。そこでくつ下用の使い捨てカイロを用意しておくと安心です。
●生理用品
これは絶対に準備をしておきましょう。日用品の不足は、精神的なダメージにつながります。
下着が取替えられなくても、清潔に保つために、シートタイプの生理用品があると便利です。
●水のいらないシャンプー
お風呂に入れなくても、これがあれば、ニオイと汚れを拭きとることができます。
●下着セット
Tシャツ、パンティー、くつ下、タオルが圧縮されコンパクトサイズになっているものなら携帯に便利です。
●ソーイングセット
見落としがちな一品ですが、あったら必ず重宝します。
●ブラシ・鏡
女性の最低限の身だしなみ用品は準備しましょう。
鏡は、救助信号にも使えます。
●化粧水・乳液
基礎化粧品は最低限ほしいものです。
特に、敏感肌の人やアトピーの方は、切実な問題になるはず。普段使い慣れたものを、小瓶に移しかえて入れておきましょう。
●アイブロウペンシル
これは必要、またはほしいという方は結構多いのではないでしょうか。身だしなみとして入れておいてもよいかもしれません。
いざという時は鉛筆代わりにも使えます。削らなくても良いタイプを選びましょう。
Part2 こんなものあると便利
パート2は念には念をいれた準備をご紹介します。
パート1で準備した電池が無くなったら…。家族とはぐれたら…。もし車の中だったら…。もし会社にいたら…。想像力をフル活用して、対抗手段を準備しましょう。
「備え」が役に立たないことはあっても、無駄になることはありません。自分の身は自分でしっかり守りましょう!
あると便利!!
こんなグッズがあるの、ご存知でしたか?
●自家発電ラジオ
●携帯用浄水器
●脱出用ハンマー
自家発電ラジオ
災害時には、正確な情報の入手が不可欠です。
情報から遮断されるとパニックが起こるケースもあります。
重要な情報源であるラジオはぜひ、用意しておきましょう。
1台にラジオ・ライト・サイレン・携帯電話の充電などの機能が付いているものなどが便利です。電池がなくてもハンドルを回して 充電することができ、1分間の手回し(120回)でラジオは約60分、携帯電話は約3分間の通話が可能です。
ラ イ ト | ハンドルを回して充電 | |||
携帯用浄水器
ライフラインが絶たれた時、最優先となるのが飲料水の確保です。
水の中にいる大腸菌を処理し、衛生的な飲料水をつくる携帯用浄水器があれば、お風呂やプール、池や川の水も飲むことができます。
脱出用ハンマー(自動車用)
もし、車の中に閉じ込められたら・・・。
超合金ハンマーなら、女性でも簡単にサイドウィンドーを割ることができます。また、シートベルトを切り離すカッターが付いているものもあります。これ以外にも、懐中電灯やロープ・軍手・水なども車の中に常備しておきましょう。
ここでは、一人ひとりの状況に合わせて用意した方がよいものをご紹介します。
たとえば、あなたが不幸にも災害にあって救助された時に意識がなかったら・・・・。家族がばらばらになってしまったら・・・・。
考えたくはありませんが、あらゆる場面を想定して準備をしておくことが大切です。
●身分証明書 (IDシート)・緊急時連絡先一覧
●家族写真
●常備薬
●予備のめがね
身分証明書 (IDシート)・緊急時連絡先一覧
自分が誰で、どこに住んでいて、どんな人間なのか、
周囲の人に聞かれなくても自分を証明できることが基本です。
氏名、住所、年齢、血液型は最低限必要です。
そのほかに持病やアレルギーの有無、身体的特徴、家族や親戚の連絡先等を記載しておけば、救助処置の際、強い味方となります。
運転免許証、パスポート、預金通帳、健康保険証など、私たちの日常生活にはたくさんの貴重品があります。
また、忘れてはいけない電話番号もあります。
万が一、これら貴重品を失くしても、一つひとつの番号を記録しておけば役に立ちます。また、書類のコピーなどもあるとさらによいでしょう。
※非常用持ち出し袋の中だけでなく、車の中に保管したり、常時 持ち歩くよう、心がけましょう。
※ただし、個人情報ですので取り扱いには十分注意してください。
※下の表を参考にぜひ用意しておきましょう。
下の表をA4サイズに拡大します。
プリントアウトしてお使いください。
家族写真
もし、家族がばらばらになってしまったら・・・。
家族で写っている写真があれば、確認用に使えます。
できれば、普段の感じがでている ものがよいでしょう。
また、古い写真を持ち続けるのではなく、定期的に入れ替えることが必要です。
常備薬
普段使い慣れている薬を入れておきましょう。
風邪薬、胃腸薬、傷薬、頭痛薬程度は準備しましょう。
特に女性の場合は、便秘薬も準備しておくとよいでしょう。
予備のめがね
非常時に大事なのは、情報です。そのためには、視野の確保は欠かせません。
また、コンタクトレンズを使用している人も、洗浄などのレンズケアができなくなるので、ぜひ予備のめがねを準備しましょう。
度が合わなくなってつくり替える前のものでも、ないよりはましです。
衝撃の強いハードケースに入れ保管します。
かなり使える!アウトドアグッズ
●ビニール簡易水筒
●防水マッチ
●オイルライター
●コンパス
●登山用ブーツ&登山用ソックス
登山用グッズなどのアウトドア用品は、災害時にも活躍します。
ビニール簡易水筒 ・・・普段はコンパクトに収納でき、耐久性は抜群です。 そのまま、ボイルしたり凍らせることもできます。
防水マッチ ・・・水に強い防水マッチ
オイルライター・・・風に強いオイルライターはろうそく代わりになります。
また、ZIPPOタイプのような本体が頑丈にできているものは、ちょっとしたハンマーがわりに使えます。
更に、火をつけたまま逆さまにして本体を温めれば、カイロの代わりにもなります。
本体がミラー仕上げ のものなら鏡としても使えます。
コンパス・・・特に帰宅困難者となる可能性のある方は、カバンに一つ入れておくと 安心です。
登山用ブーツ ・・・釘やガラスが散乱した被災地では、靴底の厚いタイプが活躍します。
登山用ソックス ・・・保温力の高いソックスもあわせて準備しておくとよいでしょう。
Part3 外出先で地震に遭遇!どうする?
パート3は場所別の対策です。
いちばん怖いのはパニック。人に押しつぶされないよう、まずは落ち着くことが先決です。建物の中で停電になったときは、携帯電話を開いてみましょう。小さな灯りでも落ち着きます。
こんなところで地震にあったら?!
デパート
即座にバックやコートで頭を保護し、安全地帯を探します。そして、アナウンスや従業員の指示に従い、避難します。
スーパーマーケット
カゴで頭を保護し安全な場所にうずくまります。
そして、アナウンスや従業員の指示に従い、避難します。
映画館・劇場
シートを上げ、いすといすの間にうずくまりましょう。
そして、バックやコートなどで頭を保護します。
そしてアナウンスや従業員の指示に従い、避難します。
野球場・競技場
一番怖いのは、観客がパニックになることです。
あわてず、騒がず、場内アナウンスに従いましょう。
われ先にグランドに飛び出すのは、最も危険です。
ゴルフ練習場
つい目の前のフェアウェイに逃げたくなるかもしれませんが、それは最も危険です。
ゴルフ練習場のあの高いネットは、地震や台風などの災害時に倒壊するような場合は、通常内側に(フェアウェイ側)に倒れてきます。
(住宅地に隣接している場合も多いので、付近の住宅の上に倒れることを防いでいます)
ですから、フェアウェイに逃げ出すのは厳禁です。打席にいた場合には、頭上の蛍光灯などの落下物に注意し、揺れが収まるのを待って避難しましょう。
路上を歩いていたら…
ブロック塀や門柱には、近づかないようにしましょう。
ガラス、看板などの落下物に注意しましょう。
自動販売機やショーウィンドウから離れましょう。
車を運転中に震災が起きたら
東京都震災対策条例第51条では、震災時の避難には、路上の混乱と危険防止のために車の使用を禁じています。
・道路の端に車を寄せる。
・窓ガラスを閉める。
・車検証や貴重品を持つ。
・連絡先等を書いた紙をダッシュボードの上に置く。
・ドアのロックはしない。
もし、仕事中オフィスで震災が起きたら・・・・。
交通機関がマヒしたら、パニックが予想されるほど多くの人が帰宅困難者となってしまいます。
交通機関のマヒのほかにも、建物の倒壊による通行止めや緊急車両の優先のため交通規制も行われると予想されます。
そこで、やはり重要なのは、日頃からの準備です。
・オフィスのロッカーにスニーカー。
・通勤バックには、携帯ラジオ、チョコやあめ、タオル。
・ポケットマップやコンパス。
・帰宅地図をつくっておけば なお安心。
そして、あわてず騒がず状況を確認し、単独行動をさけ、グループで声を掛け合い、助け合いましょう!
日頃から、家族との連絡手段や集合場所について話し合うことも大切です!
Part4 一番大切なのは、心の準備
地震の心得10か条ご存知ですか?
地震は、前ぶれもなく突然やってきます。
日頃からその時の心構えをして、もし地震が起きた時には、的確な行動をとれるようにしておくことが大切です。
あわてふためいたり、ただぼう然としていては、生命の保証はありません。
1.わが身と家族の身の安全!
2.グラっときたら火の始末
3. あわてて外に飛びだすな!
4. 戸を開けて出口の確保!
5. 戸外では頭を保護し 危険なものから身をさけよ!
6. 百貨店・劇場などでは、係員の指示に従って行動を!
7. 自動車は、左によせて停車。規制区域では、運転禁止!
8. 山くずれ・がけくずれ・津波に注意!
9. 避難は徒歩で、持ち物は最小限度に!
10. 戸を開けて出口の確保!
参考資料/私たちの東京を地震から守ろう
(東京都総務局総合防災部防災管理課)
そして、一番大切なのは、心の準備です。
いくら防災グッズが準備万端でも、あなた自身がパニックになってしまったら何の役にも立ちません。
非常事態に陥った時、冷静沈着に的確な行動がとれるかどうかが、最も重要です。
今、突然地震が起きたら、あなたはまずどうしますか?
あわてて外に飛び出すのは、最も危険です。
自分の身を守るために、日頃から心の準備をしておきましょう
●日頃から家族で万が一の場合の連絡方法や集合場所を話し合いましょう。
●避難場所や避難経路の確認をしましょう。
●家の中に、危険な場所がないか、点検をしましょう。
●応急手当の知識を身につけましょう。防災訓練に参加しましょう。
もしもの時の連絡は・・・・
NTTでは、災害時に音声による安否確認ができる災害用伝言ダイヤル「171」や携帯電話で「文字」による安否確認ができる「iモード災害伝言板サービス」を提供しています。
震度6弱以上の地震や、噴火、水害など大きな災害発生時に利用可能です。
災害用伝言ダイヤル「171」
Aさんが録音(伝言) 171++AさんのTEL番号 |
Bさんが再生 (Aさんの伝言を聞く) 171++AさんのTEL番号 |
|||
○○小学校に避難してます。とりあえずみんな無事です。 |
||||
「携帯つながらないよ~。心配しているから連絡して。」 |
||||
Aさんが再生 (Bさんの伝言を聞く) 171++AさんのTEL番号 |
Bさんが録音(伝言 171++AさんのTEL番号 |
「iモード災害伝言板サービス」は、iモードに接続可能な携帯電話を持っていれば利用 可能です。
伝言の登録・確認は、表示される手順に沿って行えば簡単にできます。
メッセージの確認は、ドコモ以外のインターネットに接続可能な携帯電話・PHS・パソコ ンのインターネットからでも可能です。
4回に渡ってお送りしましたヴィニーチェクラブ版「大災害に備える」いかがでしたか?
いざっという時は、いかに冷静に行動できるかが鍵となります。是非、日頃から大事なご家族やご友人と相談してみてはいかがですか。