◇季節の移り変わりをのがさないで・・・・◇
“衣替えの季節”は、クローゼットの衣類を入れ替えするのと同様に、インテリアも少しずつ、『衣替え』をしてみてはいかがでしょうか? おしゃれなショップのディスプレイや、お気に入りの映画のあのお部屋をお手本にして、さあ、レッツトライ!
でもまだ何から手をつけていいかわからないというあなた・・・ 今回は、もっとも手軽にできる窓周りの『衣替え』、ウインドートリートメントについてご紹介しましょう。
PART1『ウインドウートリートメントの基礎知識』 PART2『ウィンドートリートメント実践編』の2回に分けてご紹介していきましょう。
家具を新しくしたり、レイアウトを替えたりしなくても、お部屋の雰囲気をガラッと変える方法があるんです。お部屋の中をちょっと見てください。窓周りのカーテンって以外と目に付きませんか?カーテンなどのウィンドウトリートメントをイメージチェンジするだけで、お部屋全体の雰囲気が変わるはずです!買ったきりそのまま、なんていうあなた、ぜひチャレンジしてください!
季節に合わせて替えることにより、ウィンドートリートメントを効果的に利用しましょう。
夏に向けてのウィンドウトリートメントの役割を整理してみました。
◆ウィンドートリートメントの役割◆
お部屋の装飾性
色・柄・素材・スタイルによって様々な演出ができます。涼しげに見える夏のコーディネートを楽しみましょう。
調光
光の量を調節する役割があります。カーテンですと生地の厚さや繊維自体の機能を利用して調節できます。またブラインドなどは、スラット(羽)の向きによって調節します。夏の陽射しは高度が高いので、壁面にある窓には、部屋の奥まで侵入しにくいですが、トップライト(天窓)のある住まいは対策が必要です!
遮蔽(視線)
気になる視線を遮ります。カーテンですと生地の厚さや繊維自体の機能を利用します。またブラインドのスラット(羽)の向きによって視線を遮ることもできます。プライバシーの保護をしながら、上手に光や風を取り入れられるものを選びましょう。
遮光
光を遮る効果。寝室などによく利用されます。また、レースなどは住む人や家具を、紫外線から保護する効果があります。
断熱 夏、外からの熱気を防ぎます。冬は室内の温度を保ちます。空気層をつくることにより外と室内の温度差をつくります。エアコンの温度を保って省エネ効果に貢献します。
防音
外の騒音を遮ります。カーテンなどの繊維が室内の音を吸収します。
その他
抗菌・防臭・防汚・有害物質の分解など、さまざまな特殊機能を加えたものがあります。また防炎加工など燃えにくい繊維でつくられたり、または加工されているものもあります。 詳しくは各メーカーに問い合わせてみてください。
◆ウィンドートリートメントの種類◆
開閉する 方向 |
左右・水平
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上下・垂直
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固定
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特徴 |
頻繁に開閉する場所向き
出入り場所向き
開口幅の広い場所向き |
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頻繁に開閉する場所向き
窓丈が高い場所向き |
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開閉を必要としない場所向き
装飾性重視
目隠しに向いている |
種類 |
カーテン
センタークロスカーテン
クロスオーバーカーテン
パネルスクリーン
縦型ブラインド |
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プレーンシェード
ローマンシェード
シャープシェード
ロールスクリーン
ブラインド |
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カフェカーテン
スカラップカーテン
セパレートカーテン |
窓辺の『衣替え』の方向性を決めたら、次のステップです。 既存のものをどうするか、また取り替える品物はどんなものを用意したらいいのか・・・ 次回PART2の実践編にてお伝えします。
◇季節の移り変わりをのがさないで・・・・◇
PART1『ウインドウトリートメントの基礎知識』では、ウィンドートリートメントの役割と種類をご紹介しました。
ウィンドウトリートメントにもいろいろな種類があって、迷ってしまいそうですよね。色や形にとらわれすぎないで、用途や目的に合わせ上手に使い分けていくことが大切です。
そこで PART2『ウィンドートリートメント実践編』では具体的な例を紹介していきましょう。
私は、33歳のOLの通称ワインです。2年前に思い切ってマンションを購入し、現在猫のグレープとふたり暮らしです。最近仕事がけっこうハードで、グレープと遊ぶ時間もあまりなく、ふたりともちょっぴりブルーな気分なんです。
そこで、夏がくる前にカーテンを新しくして、お部屋も自分たちもさわやかにリフレッシュすることにしました。去年からバルコニーで育てているハーブも、見事にぐんぐん育ち、可愛らしいミニガーデンができあがりました。夏の朝は、その涼しげなグリーンを眺めながら、ソファに座って冷たいハーブティを、休日にはちょっと贅沢にシャンパンなんて!夢は膨らみます。・・・まずは、現在のお部屋チェックからスタートです。
ウィンドートリートメントは、カーテンとレースのみ。以前住んでいたお部屋からもってきた、
お気に入りのものや、引越し当日、あわててスーパーで購入したものといろいろです。だから、サイズも微妙に合っていないかったり・・・。最初からバシッと決めたかったのですが、引越しまであっというまで、予算も考える時間もなかったから・・・。
でも、色や柄はとりあえず私好みだったので、インテリアは、まずまず。
私、どちらかというとシンプルでナチュラルなスタイルが好き。だから、フローリングはナチュラルな明るめ、ドアはホワイトを選びました。家具もホワイト系のいたってシンプルなデザインです。そこに大柄のクッションをアクセントにするのが私流。見た目のインテリアコーディネートには結構満足しています。
でも・・・
・・・実は、住んでみて気づいたこともいくつか・・・。
寝室の窓の外に、新しくマンションが建ってしまいました。ちょっと視線が気になりはじめて・・・。
角部屋なので、リビングダイニングには南と西に窓があります。冬場は快適なんですけど、特に夏は西日がきつく、グレープなんか寝室に避難しています。この機会に西日対策はちゃんとしておこうと思ってます。
そして、サイズはもちろん、スタイルや色柄だけでなく生地のもつ機能性もしっかり考えて選ぼうと思います。
ワインさんのお部屋にある窓について、整理してみましょう。
窓によってその形状も用途も様々。
そこにどんな役割を持たせていくのかを考えます。
◆ワインさんのお部屋の窓◆
リビング
ダイニング
キッチン
寝室
に窓があります。
たくさん窓があって、
コーディネートのしがいがありますね。
リビング
マンションを購入したきっかけにもなった窓。この窓がお気に入りなんです。
向きは南向き。南側は景色もよく、視線を遮る建物は近くにありません。ハイサッシで、冬は陽射しがたっぷり入って暖かく開放感があります。夏は眩しいくらい。
ここのサッシからバルコニーに出てハーブの手入れをしています。ソファに座った視線にちょうどよく見えます。カーテンレールは2本ついています。
ダイニング
リビングに連続しています。南と西にそれぞれ腰窓があります。西側は出窓。出窓に観葉植物を置いています。
西側の窓からは、夕方西日が差し込み眩しいのと蒸し暑いのが悩みです。
キッチン
ダイニングの横にあります。シンクの前、西側に小さな窓があります。換気するにはちょうどいい窓なんです。お料理に使うハーブのポットを置いています。カーテンレールはついていません。
寝室
西側に出窓があります。正面のガラス面はFIX窓で左右のガラス窓を開閉して部屋の換気ができる出窓です。この出窓を頭にしてベットがあります。出窓の上には、目覚まし時計を置いています。
最近隣に、マンションができて視線が気になりはじめました。上から覗かれていないか心配です。私は3階だから、下から覗かれる心配はないと思っています。グレープのベッドもこの部屋の隅にあります。
ワインさんの住まいは入居当時から、近所の景色も変わったようですね。
さてここで、ヴィニーチェクラブからアドバイスです。
◆ヴィニーチェクラブからのアドバイス◆
リビング
南向きの掃き出し窓:
ケースメントの
プレーンシェード
採光面が大きくて、とても明るく開放的な特徴のハイサッシ。いつもガラス面を見せておくととても明るくて理想的ですが、眩しすぎたり、暑かったりと、調光や断熱することが必要になります。
自宅にいる時は、眩しさを調節するためにシェードは半分くらい上げて使用します。サッシの足元からは、バルコニーの床に並べたミニハーブガーデンが、リビングに連続して見えてくるので、お部屋に開放感を待たせられるし、ソファでくつろぐティータイムは涼しげな景色を眺めることができます。
普段はお仕事のため、日中外出しているので、帰宅した時にお部屋に熱気が必要以上に入らないように、カーテンは閉めて外出するといいでしょう。猫のグレープのためにも断熱効果を待たせましょう。エアコンを使用する場合にも、省エネの効果があります。
UVカットタイプのカーテンの生地を選べば紫外線から、肌や家具を守る効果も得られます。
毎日、開閉するところでもあり、バルコニーへ出入りするサッシなので、開閉の操作が簡単・使いやすいがポイントです。操作の位置、分割するシェードの幅などに注意!また、出入りするところは頻繁に上まで開閉します。重たいと億劫になり、結局上げっぱなしってことにならないよう御注意を。
また、シェードはあけると上部にたたんだ生地がたまるので足元がすっきり、特に横に長いサッシの場合はサイドにカーテンだまりができないので、たたみ代も邪魔になりません。
また、消臭機能のついた生地を選べば、タバコやペットの臭いも軽減してくれます。
ところで、ケースメントとは?厚手のカーテンをドレープといい、薄い生地をレースまたはシアーカーテンと一般的には言われています。ケースメントは透け感がその中間のものをいいます。ワインさんの窓の前には、気になる視線はないようですから、夏の爽やかさを演出するには、軽やかにケースメント1枚掛けをお勧めします。
ダイニング
南向きの腰窓:
ケースメントの
プレーンシェード
リビングと連続している窓ですので、生地とスタイル共にリビングとお揃いにします。統一感をもたせ、すっきりした、シンプルなインテリアにしましょう。
西向きの出窓:
ウッドブラインド
出窓には、西日対策を行います。リビングと同じスタイルにする方法もありますが、あまり開閉する必要がない場合、光の調整をするにはブラインドもお勧めです。
また、出窓に観葉植物を並べているので、カーテンの場合、開閉時に植物をこすったりして、生地が傷むケースも考えられます。奥行きの深い出窓でしたら心配ありませんが、スペースに余裕がない場合は、スマートなブラインドにするとよいでしょう。ブラインドの場合、開閉しなくてもスラットの向きによって、調光や遮光の調整ができます。
ブラインドの色や素材感をケースメントとコーディネートするといいでしょう。
キッチン
西向きの小窓:
カフェカーテン
西側の小さな窓のガラスは型ガラスでした。目隠しの必要はありませんが、アクセントにカフェカーテンにしてみました。窓枠にポールを取り付ければ、カーテンレールなしでも簡単に取り付けることができます。
窓の開閉が、手前に開く場合は取り付けできませんが、引き違い窓や、外開きの窓にはお勧めです。キッチンだってインテリアにこだわりたいですよね。これなら毎日のお料理も楽しくなるはずです。でも、キッチンって結構汚れますよね。そこで、いつも清潔にしておくために、家でお洗濯ができるウォッシャブルタイプの生地を選びましょう。
寝室
西向きの小窓:
ミラー調レースカーテン
既存のドレープカーテン
寝室のベットの頭部分の出窓。透明ガラスなんです。マンションを購入した時は、眺めもよかったのですが、隣にもマンションが完成したため、目隠しが必要です。そこで、ミラー調のレースカーテンをお勧めします。この、ミラー調のカーテンは、裏地の部分に鏡面加工が施されているため、ミラーのように光を反射させます。ですから、お部屋の中からは、外が見えますが、外からは光が反射して、お部屋の中が見えづらくなるのです。そしてもう一つのポイントは取り付ける位置です。ワインさんの場合は、出窓部分に目覚まし時計を置いて、この部分を使用していますので、出窓のガラス面にカーテンを取り付けましょう。もう一つのケースとして、たとえば、玄関にある出窓などのようにディスプレイ風に出窓を利用し、外部からも楽しめるようにする場合は、ガラス面には、たけの短いカフェカーテンを、内側に通常のたけのカーテンを取り付ける方法もあります。
また、休日にはしっかり寝坊したいという人には、ミラー調レースカーテンに遮光タイプのドレープをプラスしましょう。
さあ、いかがでしたか。
これで、ワインさんのお部屋もリフレッシュ!
きっと今年の夏はグレープも快適のはず・・・・が、すっかりご機嫌になったグレープ、はしゃぎすぎてシェードを汚してしまいました!でも大丈夫です。こういうこともあるかと、ワインさん、しっかりウォッシャブルタイプの生地を選んでいました。さっそくお洗濯です。でも、カーテンはお洗濯したことあるけど、シェードって・・・どうやってはずすの??取り付け方は??
“だれか おしえて~” そこで、緊急企画!
次回は、番外編 シェードのお手入れ方法ご紹介しましょう。
◇季節の移り変わりをのがさないで・・・・◇
番外編では、カーテンの中でも人気のあるスタイル、プレーンシェードの洗濯方法をご紹介します。“メカ”といわれる部類のタイプなので、分解する必要があります。ちょっと大掛かりなんじゃない?と思って、なかなかお洗濯をされない方もいらっしゃるのでは・・・?
そこで、実際にお洗濯した画像を添えてご紹介しましょう。
せっかく想いどおりにしたウィンドートリートメント。いつも美しく保ちたいですよね。それには、普段のお手入れが大事。ポイントもいくつかあわせてご紹介しましょう。
シェードを汚してしまったグレープ!!申し訳なさそうに隅っこにいます。
・・・でもワインさんはあわてません。こんなこともあろうかと、自宅でも洗える素材・・・『ウォッシャブルタイプ』の生地を選んでいました。
取り扱い説明書を用意して、いざスタート!
でもちょっぴり不安・・・。
そこで、VINICE CLUBスタッフもちょっぴりお手伝いすることにしました。それでは早速、洗ってみることにしましょう。
ワインさんのお部屋にある出窓についているプレーンシェード。
これならそんなに大きくないから、自宅で洗えます。購入したお店の取り扱い書を良く見てから作業にとりかかることが大事です。今回は、ちょっぴりワインさん流のお手入れ方法も加わっています。
また、プレーンシェード以外のウィンドートリートメントのお手入れ方法も、最後にご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。。
1 カーテンに手が届く?カーテンの取り付け位置は高いものです。安定した、脚立や椅子を用意しましょう。
2 洗濯ラベルを確認
一般的に、生地の上部裏にラベルが縫い付けてあります。生地の組成や洗濯絵表示に沿ったお手入れをする必要がありますので、必ず確認しましょう。
3 生地を下ろす生地を下まで下ろして、ニュートラルな状態にします。
4 コードを外す前に確認!
裏から見ると、生地を昇降する為のコードが4箇所さがっています。(裏面の画像)
5 操作側 裏面
操作用コードを加えると5本あります。洗濯後、元に戻すために現状を確認します!(裏面の画像)
6 裏面のコード
裏面には、コードを通すためのリングが生地に縫い付けてあります。中間地点は透明のもの、一番下は金製のリングがあります。
(裏面の画像)
7 コードに印付け金製のリングにコードが結ばれていますのでその位置に印を付けておきます。元に戻す時、ここに結び目がくるように・・・。(裏面の画像)
8 それぞれに印付け
今回は安全ピンを取り付けて印にしました。(裏面の画像)
9 コードをほどく(裏面)
結び目をほどくのが、ちょっと大変だけど、裁縫箱に、糸切りがあったのでこれを使ったら簡単にほどけました!
10 ウェイトを外す(裏面)
下のほうにあるウエイト(棒)を外します。手順5の前に外してもいいけれど、生地がピンと張った状態で、コードに印を付けた方が楽です。(裏面の画像)
11 バーの入っているポケット
ポケットになっているので、ウエイトは横の方から抜き出します。(裏面の画像)
12 コードを抜く
生地の裏のリングに通されていたコードを抜いていきます。安全ピンの大きさは、このリングを通せる大きさにしてください。
13 生地をヘッドレールから外す
コードと生地が離れたら、ヘッドレールから生地を剥がしていきます。
14 マジックテープ
ヘッドレールとは、マジックテープで取り付けられているから簡単に剥がせます。
15 生地を取り外したところ
生地が離れると、ヘッドレールには、コードがぶら下がった状態になります。
16 結び目の目印
コードについた安全ピン
17 いよいよ洗濯
洗濯絵表示をよく見てください。今回は30℃の水温を上限に手洗いをします。
18 洗剤液に浸ける
絵表示にあわせて、弱アルカリ性洗剤を使用します。洗面器に生地をたたんで浸け置き洗いします。
19 軽く押し洗い
軽く押し洗いします。
汚れがひどいときは、少々時間をかけて浸けておいてから、押し洗いします。
20 すすいいだあと仕上剤
十分すすいだ後に、仕上げ剤(洗濯のり)を入れます。各メーカーの取り扱い説明には案内されていませんが、ワインさんは生地に張りがでるよう仕上げ剤を使用しました。
※生地の種類によっては、使用しないほうがよい場合もあります。
21 脱水
軽くすすいだ後、脱水します。
脱水機を利用します。
20~30秒程度。
22 干す
型を整え、日影で干します。
今回、干す場所は、元のシェードがついていたところにしました。少し湿っていてもマジックテープはくっつきます。
23 吊るす位置をあわせる
コードの位置と、生地のリングのついているラインを合わせるように下げていきます。
24 干す
下げてみると少したるんでいるように感じますが、生地が乾くと張りが戻りますのでご安心を。
25 仕上げ
生地が乾いたら、コードをリングに通し元の状態に戻していきます。
まずは、ウエイトを入れます。
26 コードを結ぶ
安全ピンで印をつけた場所で、リングとコードを結びます!結び終わったら安全ピンをはずすのを忘れずに!
27 出来上がり!
さあ、これで完成です。ウェイトと仕上げ剤のお陰で、アイロンをかけなくてもシワはできませんでしたよ!
数日後のワインさん、お部屋のお掃除も終わって気分も上々。
趣味のフラワーアレンジメントを出窓に飾ってみました。
カーテンもまっ白になったし、お花も涼しげ、気分は夏です!!
ワインさんがつくった
フラワーアレンジメント【花材】
マリンブルー
スプレーカーネーション
アルストロメリア
マトリカリア
スターチス
レザーファン
アイビー
◆ウィンドートリートメントのお手入れ◆
カーテンなど
布地にくっついているホコリをハタキやハンディモップなどで払います。軽く生地を振ってもいいです。シェードなどは、いつもたたんでいるところの折り目と平らな部分に汚れの境目が見えてしまうことがありますので特に注意してください。部屋の掃除機をかける前に行うといいですね。正面からは見えにくい上部や側面、そして裾の部分には、ホコリが固まりやすいですからお忘れのないように。
ブラインドなど
ブラインドなどは、スラット(羽)のホコリ払いを普段からコマメに行ってください。ブラシを使ったり、硬く絞った布で拭いて丁寧に1本ずつ拭いてください。
でも、ちょっと大変ですね、耐水タイプのものは、取り外して水で丸洗いすることもできますので、苦手な方は丸洗いできるタイプを選びましょう。
自分でお洗濯
必ず、取り扱い説明書を見てから判断してください。なくても、生地に取り扱い絵表示がついているので、ここを見て判断してください。
カーテンの場合、カーテンレールから外した後、必ずカーテンフックを外して作業に取り掛かりましょう。お洗濯後は陰干しするか、もしくは元のカーテンレールに吊って干します。カーテンの裾にウェイト(適度な重り)があると生地がピンと張ってキレイに仕上がりますよ。
クリーニング
必ず、取り扱い説明書を見てから判断してください。なくても、生地に取り扱い絵表示がついているので、ここを確認してください。
信頼できるクリーニングやさんにお願いしましょう。特に形状記憶加工(他特殊加工)が施されている場合は、その旨クリーニングやさんに伝えるのをお忘れなく!また、クリーニングに出すときは、スペアのカーテンを用意してからね!!
取り扱い絵表示 参考
※掲載の情報は(社)インテリア産業協会インテリアコーディネーターハンドブックより抜粋
保管
カーテンの“衣替え”を行うには、今まで使っていた物は、お手入れをしてからしまいましょうね。たたむときは、カーテンの場合ギャザーにあわせて、縦にたたんでから、小さくたたみましょう。カーテンは吊り下げた時、縦のラインがメインに出ますので、こうしておけば、他のシワを伸ばしやすくできます。(下の写真参照)
クリーニングから戻ったものは、ビニール袋から取り出して、クリーニングのガスを取り除いて換気をしてから衣類のように保存しましょう。
今月のライフコラム『インテリアの“衣替え”』はいかがでしたか?
今後もインテリア編を少しずつライフコラムでお伝えしていきますのでどうぞお楽しみに!
インテリアの「衣替え」?
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https://www.vinice.jp/lesson/333/