色とりどりに咲き誇る草花は、見ている人の心を癒してくれたり、わくわくさせてくれます。
広いお庭があればガーデニングを楽しめるのに…。マンションだからガーデニングはできない…。とご自宅でのガーデニングを諦めている方もいらっしゃるのではないでしょうか?!
一戸建ての狭いお庭でも、マンションのバルコニーでも、十分ガーデニングを楽しむことができます。
しかも、初心者にとっては、狭いスペースのほうがチャレンジしやすいのです。
そこで、VINICE CLUBスタッフによる、初心者でもできるガーデニング!をご紹介します。
Step1 コンテナ寄せ植え実例
コンテナを使った寄せ植えは、土が無いマンションのバルコニーや、汚したくない室内でも手軽にガーデニングを楽しむことができます。
今回は室内でも屋外でも対応できる基本のコンテナガーデニングについてご紹介します。
季節ごとに、植物を入れ替えると1年中楽しめ、移動が簡単にできるコンテナは、来客の有る時には玄関に移動したり、クリスマス時期は室内で育つ植物に入れ替えるなどしてリビングに置くのもお勧めです。生きている植物を置くと、無機質な空間に潤いをあたえる事ができます。
また、最近では、おしゃれなコンテナも沢山販売されており、食器を選ぶ様に、植える植物の色を考えながら選ぶと全体の印象が纏まりやすくなります。
では早速、クリスマス用に作ったコンテナを例題にいくつかのポイントをご紹介します。
クリスマスカラーの「緑と赤」を基本に設定しました。寄せ植えは、コンテナの色、質感、大きさがポイントになります。コンテナの色は緑色を含んだ墨黒で、コンテナのポトスのグリーンとリンクしてます。
室内に置く場合は、白のコンテナもお勧めです。もう少し明るい印象になり、ポトスの緑とポインセチアの赤が映えます。
今回のコンテナは、硬い印象が有るので、コンテナのエッジをポトスの葉で隠す事で硬い印象が和らぎます。寄せ植え全体の中央部分には一番背が高いゴールドクレストを配置し、その手前に葉を垂らすと高さが強調されバランスが良くなります。
Step2ではハンギングバスケットについてご紹介します。
Step2 ハンギングバスケット実例
Step2ではハンギング(吊るすタイプ)のバスケットを使った寄せ植えを例題にポイントをご紹介します。
ホームセンター等で販売されているスリット入りのハンギングバスケットを使用し、吊るすタイプの寄せ植えを作成します。作業としては、スリット部分に苗を植えていくだけなので、手軽に寄せ植えを作る事ができます。
■準備する物
- ハンギングバスケット
(幅25cm、奥行き17cm、高さ23cm)
- 底石またはココヤシファイバー
- 元肥
- 培養土
- 植物の苗12~14種
(花の咲く苗、実のなる苗、葉物、蔓植物等)
■手順
バスケットに付属でついてくるスポンジをスリットの内側に貼り付けます。
このスポンジが、土と水が流れ出るのを防いでくれます。
少し上にはみ出し気味に貼り付けることで、ウォータースペース(水をあげる時に土、水が流れ出ないようにダムのように堰き止める)ができます。
底にも穴が開いているので、底石を3cm程度敷くか、ココヤシファイバー(バスケットに付属されている場合も有ります)を敷き、土が流れるのを防ぎます。その上に、元肥を混ぜた土をスリットの下の部分まで入れます。
このとき、貼り付けたスポンジのシール部分に植物がつくことを防ぐ為に、シール部分に土を擦り付けます。
今回の設置場所は、一戸建ての門柱です。門柱の色がベージュのため、色が良く映える赤をテーマカラーに設定しました。また、赤い花は寒くて色が少ない冬にお勧めです。
ただし、赤い花は印象が強いので、他の色の花と色合わせが難しいですがここでのポイントは、同じトーンの赤い花を集め、その間を形状の違うグリーンの葉物で埋めると上手に纏まります。
そして、バスケットのセンターにポイントになる花を配置します。センターに配置するのは、常に花をつけている植物がお勧めです。
今回は葉が開き寒さに強く、花を次から次へと咲かせるジュリアンをセンターポイントにしました。秋~冬のシーズンは、実を付ける植物も可愛く持ちが良いのでお勧めです。
下記の配置イメージでハンギングバスケットを作りました。
ハンギングバスケット配置イメージ
バランスを見る為に、実際に苗を並べて植物の特徴を掴みます。花を葉物で挟む様に配置し、配置図の下の苗から順番にスリット部分に入れていきます。
バスケットを横から見た時に、丸く弧を描く様に配置します。ここでのポイントは、一番下の苗はお尻を上げ、花を下向きにします。中央部分より上からは、苗のお尻を下げ花が上に向く様配置します。この様にするとどの角度から見ても、綺麗な弧を描いたハンギングバスケツトが完成します。
また、苗をポットから抜き出して、土が多ければ根をほぐし根元を細くするとスリットに入れやすくなります。苗と苗の間が空いている場所は、土で埋めていきます。蔓性の苗は上の方に配置し、垂らすと全体に動きが出ます。
今回25cm幅のバスケットを作るのに花の苗を5つ、実のなる苗を2つ、葉物の苗を6つ(ヘデラは2株に分けました)使って出来上がりました。
実物は、ナイス株式会社本社前、「スマートウェルネス体感パビリオン」に併設されているモデルハウスに設置していますので、是非お近くにお立ち寄りの際は、ご覧ください。
スマートウェルネス体感パビリオン
所在地:鶴見区鶴見中央4丁目38-1
交 通:JR京浜東北線鶴見駅より徒歩5分
京浜急行京急鶴見駅より徒歩3分
開館時間:10:00~17:00 入園無料
運 営:ナイス株式会社、ナイスホーム株式会社
お問い合わせ:TEL 0120-714-501
ホームページ:
http://www.smart-wellness.info
初心者でもできる簡単ガーデニング
https://www.vinice.jp/wp/wp-content/uploads/2016/12/p-1-1.jpg
https://www.vinice.jp/lesson/2762/