• お問合せ

    お問合せ

  • 会員登録

    会員登録

  • ログイン

    ログイン

自分のカラダ、メンテナンス 正しい検診受けていますか?

疲れ知らずの10代、無理をしてでもがんばれちゃう20代、ちょっと疲れが出てしまう30代・・・。
実はカラダは相当無理をしているはず。
あなたは自分のカラダを過信し過ぎていませんか?
今回は女医の澤先生にじっくりとカラダのメンテナンスについてお話を伺いました。

■Lesson1 検診適齢期ってありますか?

■Lesson1 検診適齢期ってありますか?

講師: 澤 弥生先生

【プロフィール】 1983年 金沢大学卒 卒業後  神経内科を専攻 1994年 横浜市への転居を機に健康診断に携わり 現在に至る

ふれあい横浜ホスピタルのホームページ (http://www.fureai-g.or.jp/fyh/)

健康診断と人間ドックってどこが違うの?!

pct1
VINICE
今回は実際に医療現場でご活躍されていらっしゃる澤先生に色々とお話を伺えるので、とても楽しみにして参りました。
どうぞ、宜しくお願いいたします。


t-6
澤先生
こちらこそ、宜しくお願いいたします。


pct1
VINICE
澤先生は、普段こちらの「ふれあい横浜ホスピタル」で主に健診をご担当されていらっしゃるそうですが、健診と一言で言っても色々な種類があるのですか?


t-6
澤先生
そうですね、まず、企業や自治体が、職員や住民の健康を守る目的で行う健康診断がありますが、この健診では検査項目が限られているので、残念ながら発見できる病気も限られます。
それに対し、人間ドックと呼ばれる総合健診では、検査項目が多くより詳しく検査をすることにより、幅広い病気の発見や、さらに危険因子見つけ予防につなげることができます。
一般的な健康診断と人間ドック(総合健診)の検査項目を比較しても・・・

健康診断と人間ドックってどこが違うの?!

ご覧のような違いがあります。 人間ドックでは、年齢・生活習慣や家族歴などから考えて、オプションでさらに詳しい検査を受けられることも大きな違いです。 オプション検査には、女性には特に必要な「乳がん」・「子宮がん」などの検査があります。


pct1
VINICE
毎年会社の健康診断を受けていますが、やはりそれだけでは不十分なんですね。


t-6
澤先生
そうですね。やはりある程度の年齢になられたら、是非、人間ドックを受けて欲しいですね。


pct1
VINICE
ある程度の年齢というと何歳くらいなのでしょう?


 

人間ドックの適齢期

t-6
澤先生
特に色々病気が起こりやすいのが40歳以降なので、40歳を超えたら毎年受けていただいたほうがよいですね。
しかし、出来れば30代半ばになったら、自分のカラダのことを気にして欲しいです。
更にもう少し早い時期、20代後半から30代初めのうちに1度受けてほしいですね。


pct1
VINICE
それは、自分のカラダのベストの状態を知るということですか。


t-6
澤先生
そうです。早い時期に人間ドックを受けることは、病気を見つけるというよりも、自分のカラダの基準となる状態を知り、将来の比較対象の基を作ることになります。
まだ、間に合う方は是非、今のうちに受けてみてください。


pct1
VINICE
私はちょっともう年齢的に無理ですね。(笑)
確かに、ベストな体の状態がわからなくては、どう具合が悪くなったのかわかりませんよね。
ところで、男性と女性では、体の不調を感じる違いや特徴はありますか?


t-6
澤先生
一般的に、検査で異常を示す率は、男性の方に多いように思いますね。
女性は更年期を迎える時期に変化がみられ、この頃に体の不調を訴える方が多く、この頃から異常を示す率が増えてきます。
また、女性は、結婚・出産の有無によっても違いがあります。


pct1
VINICE
今出産経験のお話が出ましたが、私は30台後半で出産経験がないのですが、それにより注意したほうがよい病気ってありますか?


t-6
澤先生
はい、そうですね。出産経験の有無が影響する病気がありますから、そのあたりは知っておかれたほうがよいですね。
そちらは、今後のLessonで詳しくお教えしましょう。


pct1
VINICE
なんだかそう言われてしまうと、ドキドキしてしまいますね。
では、そのような病気を見つけるにはやはり人間ドックを受けたほうがいいんですよね。
勤務先などで、人間ドックの補助や、決まった健診センターと提携しているケースもありますが、そういったものがない場合はどうしたらよいのですか?

補助を賢く利用しよう

t-6
澤先生
そうですね、人間ドックは保険がききませんから、受けたいものを全て受けてしまいますとかなり高額になり、負担も大きくなります。
基本的に毎年定期的に受けていただくためには、負担は少ないほうがよいですよね。
仕事を持たれていない女性でも、ご主人の会社から配偶者補助が支給される場合もあります。
受診する医療機関は制限されてしまうことが多いのですが、進んで受けてたほうがいいですよ。
1回ではなくて、「毎年定期的に受ける」というのが大事ですから、使える補助があれば積極的に利用し、できるだけ負担の少ない費用で受けられたほうがよいですよね。


pct1
VINICE
そうですよね、負担が少ないとそれだけ定期的に行けますよね。


t-6
澤先生
国民健康保険の方でも自治体からの補助があったりと、いろいろなシステムがありますから、関心を持って調べて積極的に利用していただきたいですね。
例えば子宮がん・乳がんなど、自治体で行っている検診を受けることもできます。
乳がん検診は市の検診を受けて・・・というように、ワンポイント検診を上手に組み合わせることも一つの方法ですね。
是非、一度、お住まいの自治体に確認してみるとよいと思います。
何はともあれ、「定期的に受け、自分の体の状態を知る」ということが一番大事ですから。


pct1
VINICE
はい、本当にそうですね。私も会社の人間ドックに以前行きましたが、毎年続かなくて・・・。
年一回は受けに行ったほうがよいということですよね。


t-6
澤先生
ある程度の年齢になりましたら、みなさんに是非定期的に健診を受けていただきたいですね。企業の補助があっても、35歳や40歳以上からと年齢制限があるところが多いです。
逆にその年齢が受けていただきたい年齢ということになります。


pct1
VINICE
ここまでのお話をまとめますと、上手な人間ドックの受け方としては

Step1. 20代後半くらいに基準となる状態を知るために1度受ける
Step2. 30代半ばになったら受け始める
Step3. 40歳以降は毎年定期的に受ける


ということでよろしいですか?


t-6
澤先生
はい、その通りです。


pct1
VINICE
人間ドックの必要性や開始時期はわかったのですが、実際どのくらい時間がかかるのでしょうか。


t-6
澤先生
人間ドックのなかでも、半日ドックや日帰りドックと言われるものが一般的で、検査は大体午前中で終わります。
そして当日午後に医師から検査結果の説明があります。最終的に、全部の検査結果を報告書にまとめて送ります。
検査結果を医師が話しますので、よりその方に合わせたアドバイスができるんですよ。
必要に応じて、食事指導や生活指導も行います。
報告書に同じ言葉が書かれていても、書面で読むのと医師から伝えられるのでは、受ける印象が違いますよね。
検査結果によっては、すぐに再検査を、ということもあります。
書面で「要再検査」と書かれてあってもなかなか皆さんすぐには行かないですよね、でも、直接お伝えすると効果は大ですよ。


pct1
VINICE
そうですね、目の前で医師から再検査と言われてしまったら、明らかに私だったらその場で予約を入れてしまいますね。


t-6
澤先生
人間ドックは、早期発見、さらには予防のためですから、現在自分では健康だと思っている方も、是非受けてほしいですね。
次回は、生活習慣病についてお話したいと思います。


pct1
VINICE

はい、わかりました。私健診を受ける計画を立てようと思います。
澤先生、有難うございました。次回も宜しくお願い致します。

自分のカラダ、メンテナンス 正しい検診受けていますか?
https://www.vinice.jp/wp/wp-content/uploads/2016/12/t-8.jpg

アクセスランキング

  • 1位
    大地震のときに凶器にならない部屋づくり 大地震に備える!Ⅱ 暮らしの安全対策
    レッスン
    大地震のときに凶器にならない部屋づくり 大地震に備える!Ⅱ 暮らしの安全対策
  • 2位
    注目を集める木構造 CLTとは?
    レッスン
    注目を集める木構造 CLTとは?
  • 3位
    目からウロコ 魚焼きグリルの簡単レシピ
    レッスン
    目からウロコ 魚焼きグリルの簡単レシピ