参考 未来基準、LCCM住宅とは
http://house.jp/lccm/index.html
LCCM住宅とは
「二酸化炭素は地球温暖化の原因」であると言われています。
このため、世界では二酸化炭素排出量を減らす為、様々な分野で努力を進めています。
日本でも、「2020年に温室効果ガスを1990年比で25%削減」という長期目標を掲げていますが、住宅分野における二酸化炭素排出量は増え続けているのが実態です。
そこで登場したのがLCCM 住宅です。
LCCMとは、Life Cycle Carbon Minus(:ライフサイクルカーボンマイナス住宅)の略で、住宅の長い寿命の中で、
・ 建設時
・ 運用時(住んでいる間)
・ 廃棄時(家を壊すとき)
の全てにおいて省CO2 に取り組み、さらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、トータルでCO2 収支をマイナスにします。
ナイス(株)では、ライフコラムでもご紹介したパワーホームにおいて、「LCCM住宅」の最高ランク「★★★★★(5つ星)」を取得いたしました。
★★★★★(5つ星)の取得は全国で3棟目、東日本では初の取得です!(2012年10月現在)
LCCMの評価では、☆の数で性能のレベルを表しますが、★★★★(4つ星)認定で一般的な住宅のCO2排出量が約半分となり、★★★★★(5つ星)だとゼロ以下になります。
住宅の省エネを評価する方法はいろいろありますが、(長期優良住宅、ゼロエネルギーハウスなど)、LCCM住宅の★★★★★(5つ星)は、現時点で日本で最高レベルの住宅と言えるのです。
そう聞くととても難しそうなイメージですが、ナイス(株)のパワーホームは、もともとが高品質・グッドプライスの住宅なので、それに少し手を加えただけで取得することができたのです。
ですからもちろん、価格も一般の方でも充分購入可能な額に抑えることができました。
それでは早速栃木県宇都宮市に建設されたLCCM住宅・パワーホームをご紹介しましょう。
まずは外観ですが、大きく変わった部分はありません。
強いて挙げるとすると、太陽光パネルが少し見える程度です。
デザインはとてもすっきりしていて、どちらかというとモダンな感じですね。
では、このパワーホームがLCCM最高ランクの性能であることをご紹介していきます。
まずは、通常のパワーホームの性能を、こちらで復習してください!
パワーホーム
http://www.roommates-japan.com/
そして、これに次の仕様を加えると、CASBEE・Sランク住宅の性能になります。
(CASBEE Sも環境性能が高い住宅ですが、LCCM住宅のほうが高い指標となります)
CASBEE・Sランク住宅のパワーホームも、菊名などで既に分譲されています。
CASBEE・Sランク住宅
http://www.house.jp/casbee/index.html
□断熱浴槽 □スイッチシャワー □節水トイレ |
□省エネ温水便座 □LED照明 □高効率エアコン |
加湿暖房、除菌などの機能もあります。 |
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□エコキュート | □雨水タンク |
庭の草木の家庭菜園や水やりに、水道水を雨どいから集めた 雨水を利用すれば、水道料金、下水料金の節約になります。 |
さらに以下の仕様を加えると、LCCM住宅になります。
□太陽光システム 9.78kW | □HEMS |
ホームエネルギーマネジメントシステムの略。 太陽光の発電量と、家で消費している電力の量が可視化されています。 |
□遠隔操作
HEMSとの連携により、スマートフォンや携帯電話からの遠隔操作で、エアコンのスイッチのON/OFFができるほか、電力の使用量がひと目で分かるようになっています。
ほかにもこんな設備があります
□ EVコンセント
電気自動車用のEVコンセントを設置しています。
まとめ
このように、パワーホームはもともと高品質の住宅ですので、それに仕様をプラスしていくことによって、さらに性能の高い住宅に進化していくのです。わかりやすくまとめるとこのようなイメージでしょうか。
お分かりいただけましたでしょうか? まだ日本に数棟しかない未来基準のLCCM住宅ですが、 これから少しづつ増えていくかもしれませんね。 |