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木育に力を入れる「東京おもちゃ美術館」

音が鳴ったり、光が点くなどのプラスチック製のおもちゃが増える中、
国産材の木を使ったおもちゃと触れ合える「東京おもちゃ美術館」。
「東京おもちゃ美術館」を運営する認定NPO法人日本グッド・トイ委員会では、
木育に力を入れ、木の魅力を多くの子供達に伝えています。

■Lesson1 おもちゃ美術館とは

講師:馬場 清 先生

【プロフィール】 認定NPO法人日本グッド・トイ委員会事務局長 東京おもちゃ美術館副館長 高齢者アクティビティ開発センター主任研究員・法政大学非常勤講師 一橋大学社会学部卒業後、中学校・高等学校の社会科教諭を経て、 浦和短期大学・浦和大学の教員として社会福祉学、福祉文化論等を担当。2010年4月、認定NPO法人日本グッド・トイ委員会事務局長に就任。おもちゃコンサルタント等の人材育成、 子育てサロン「おもちゃのひろば」活動や「グッド・トイキャラバン」、林野庁が進める「木育推進事業」、また、東京おもちゃ美術館の副館長として運営等に携わる。

東京おもちゃ美術館 HP→http://goodtoy.org/ttm/

「東京おもちゃ美術館」とは

「東京おもちゃ美術館」とは

VINICE
ヴィニーチェクラブをバックアップしているナイス株式会社は、木を取り扱う会社でもあります。そんな関係もあり、マンションに木を取り入れられないか・・・と様々な取り組みをしています。

その取り組みのひとつとして子育て世代をターゲットとする大規模マンションプロジェクトにヴィニーチェスタッフが関わったときに提案したのが“木育”です。 「木と関わりながら子供たちを育てていく」コンクリートで作られたマンションでそんなことができたらステキだと思いませんか。 そんな中で、木育に力を入れている団体があることを知り、「東京おもちゃ美術館」の存在を知りました。そこで早速、お話を伺おうと美術館へ向かいました。地下鉄丸の内線「四谷三丁目」駅で下車し途中路地を入り歩くこと10分弱、閑静な場所に「東京おもちゃ美術館」はありました。 平日なのに建物の入り口にはベビーカーがずらりと並び、遊具がある広場もありました。館内では、事務局長の馬場さんにお話を伺うことができました。 こんにちは。今日は宜しくお願いします。

早速ですが、まずは「東京おもちゃ美術館」の概要から教えていただけますでしょうか?


 

馬場 先生
「東京おもちゃ美術館」は認定NPO法人日本グッド・トイ委員会が運営している施設です。子どもが実際におもちゃに触れて遊ぶこと、手作りのおもちゃを作ってみること、そしておもちゃ学芸員と触れ合い遊び方を教わったりコミュニケーションを楽しむことができるミュージアムです。


VINICE
美術館という名称からは展示施設というイメージを受けますが、実際に遊べるのですね。最近、TVゲームで遊ぶ子どもが増えている中、様々なおもちゃに触れて体験し、つくることで想像力を養い、人とのコミュニケーションを図れるのはいいですね。 「東京おもちゃ美術館」はいつ頃できたのですか?


馬場 先生
2008年4月20日にオープンしましたので丸4年経ち、今年5年目を迎えたとところです。この建物は昭和10年に建てられた戦前からある小学校だったのです。その小学校が廃校になり、建物の一部を新宿区からお借りして「東京おもちゃ美術館」としてオープンしました。「おもちゃ美術館は」以前中野にありましたが、今のスペースの1/10程度の広さでした。


VINICE
ずいぶん広いスペースですね。どんなおもちゃがあるのか楽しみです。早速各部屋を案内していただきたいと思います。

「東京おもちゃ美術館」とは

馬場 先生
それではまず「グッド・トイてんじしつ」からご案内します。この部屋には、毎年、おもちゃメーカーやおもちゃコンサルタントから推薦されたおもちゃの中から投票で選ばれたグッド・トイを展示しています。 今年は6月1日から展示がスタートしています。毎年およそ100~150点ほどの推薦がありますが、その中から、約20点を選びます。またグッド・トイの中から、国産材を使った優れたおもちゃ1点に対して、林野庁長官賞が授与されます。第1回目の受賞作品は北海道のスタジオノートが作った「ビー玉の音色と引きぐるま」です。車の中にビー玉が入っていて、動かすと音が鳴るおもちゃです。昨年の第2回目は青森県の福祉施設で作られた「ひばの積み木」が受賞しました。 グッド・トイにはプラスチックのおもちゃも選ばれますが、近年は特に木のおもちゃが選ばれることが多いですね。


 

「東京おもちゃ美術館」とは

VINICE 木のおもちゃは温かみや肌触りがいいですね。私の息子が保育園でグット・トイに選ばれたわにのおもちゃで遊んでいました。 ひもをひっぱるとカタカタ木の音がしてかわいいですよね。


 

馬場 先生
このダンシングアリゲーターはタイのおもちゃで、ゴムの木でできています。樹液がなくなって使えなくなったゴムの木を無駄にすることなく、おもちゃとして再利用しています。そういう意味では環境に配慮したおもちゃでもあります。 続いて「きかくてんじしつ」です。ここでは展示を年2~3回入れ替えています。今年度4月からは「木の玩具展」を開催しています。 次回10月からは「木のおもちゃ作家展」を行います。木のおもちゃを作っている若手作家の作品を集めて1ヶ月間展示します。 その後は11月~東京造形大学の春日明夫先生のトイコレクションパート3を行う予定です。 春日明夫先生のトイコレクション展は今回で3回目ですが、1回目の一昨年は「からくりおもちゃ」、2回目の去年は「構成玩具」のコレクション展を開催しました。 ※構成玩具とはパズルや積み木のこと。


 

「東京おもちゃ美術館」とは

VINICE
「木の玩具展」は、「Pull Toy(ひっぱるおもちゃ)」や「Vehicle Toy(乗り物のおもちゃ)」などとおもちゃの種類ごとに分けて展示されていますね。 とてもカラフルで見ていて飽きませんね。


馬場 先生
そうですね。よくみるとそれぞれのお国柄がおもちゃにも反映されていて大人の方でも楽しめます。さて次の部屋に移りましょう。


VINICE
ここは子どもたちがたくさん遊んでいますね。


 

馬場 先生
子どもたちにも一番人気の「おもちゃのもり」という部屋です。 国産材を使ったおもちゃがたくさんあるスペースで、靴を脱いで遊びます。床は九州産のヒノキ、真ん中にあるセンターハウスは東北のスギが使われています。 ここにある8万個のそろばんの玉は播州そろばんのメーカーが提供してくれています。中には色がついた玉もあり、色つきの玉を必死に子どもたちは探しています。この前、そろばんメーカーの方がいらして玉が減っているからと玉を送ってくださいました。 この大きなそろばんは、玉と玉がぶつかる音を楽しむおもちゃです。 その隣りにあるのは「森の合唱団」という木琴です。普通、鍵盤の長さを変えて音階を作りますが、この木琴は樹種の違いで音階を変えているのです。


 

「東京おもちゃ美術館」とは

VINICE
樹種の違いで音階を変えるとはすごいですね。でも、反対にそれだけたくさんの樹種が日本にはあるのですね。


 

馬場 先生
その通りです。またこの「木の砂場」はこの部屋でも一番人気です。 北海道のメーカーが作った木の玉が2万個入っています。この玉はひとつとして同じ形をしたものがありません。同じ形だとボールがいくつも重なり合ったときに体が沈み込みませんが、形が違うと体が沈み込むのです。 また、まん丸ではないので転がしたときの転がり方がとても面白いのですよ。このように木の砂場の枠の部分で転がして遊べるようになっています。 ここにある玉は北海道を代表する4種類の木でてきていて色、木目がそれぞれ異なります。


 

「東京おもちゃ美術館」とは
「東京おもちゃ美術館」とは

VINICE
これは子どもがおおはしゃぎしますね。 そして、私は馬場さんのお言葉に甘えて大人ですが、2階建ての木のトンネルをくぐらせていただきました。2階建てになっていて、木のスリットから入る明かりがキレイでした。子どもたちは遊びながら足や手、肌で木のぬくもりを感じることができます。 東京の都心部にこんな施設があったなんてちょっと驚きました。 今回Step1では、「東京おもちゃ美術館」についてと美術館の2階フロアを案内していただきました。 次回は、3階フロアを案内していただきます。お楽しみに!

木育に力を入れる「東京おもちゃ美術館」
https://www.vinice.jp/wp/wp-content/uploads/2016/12/toy_1.jpg

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