
2階屋根をいぶし和瓦葺き、1階を銅板一文字葺き屋根とした外観。外壁から軒の出る高さ位置を低く抑えたプロポーションが、建物全体に落ち着きと引き締まった程よい緊張感を与えています

お茶事をすることを考慮して設計された外腰掛け(画面左)と、外露地から和室への入口となる脇坪の内(わきつぼのうち:画面右)

外腰掛けと玄関へとつづく露地から見上げる軒裏に、軒先を支えている長さ10メートルにも及ぶ磨き丸太の桁を見ることができます

畳敷き取次のある玄関には、土間使いの腰掛け(右)と手水鉢(左)が設けられています

玄関から室内への通路は檜の鴬張り廊下に。廊下正面には「悟りの窓」とよばれる丸窓を配しました

市松柄に揃えた目積畳と明かり障子のリビング

リビングから脇坪の内に置いた蹲が見える和室入口

庭から座敷に上がる茶道の作法に配慮して、手水鉢が置かれた脇坪の内(わきつぼのうち:屋根のある屋内化した土間)のある和室

紅殻(ベンガラ)色の塗壁と神代欅を使った床脇、床の間のある和室

小上がり畳の座卓ダイニングとキッチン。テーブルを照らす吊り下げ照明、キッチンの手元を照らすスポットライト、壁面を照らす間接照明を組み合わせて落ち着いた空間を演出しています

精緻な木組みでつくられた透かし階段(ストリップ階段)。階段下を水面に見立てた電飾や手摺幕板の照明が、新感覚の数寄屋意匠を提案しています

粧太鼓梁がみえる小屋裏吹き抜けの2階ホール。柱、梁、小屋束、床板からテーブルまですべて檜を使った、芳香に満ち溢れる空間です

大人のためのホビールームとして使えるロフト

リゾートホテルを思わせるシックで落ち着いた主寝室