最新おすすめBOOK
4つのライフステージにあった本をご紹介
- Solo
-ソロ- - Duetto
-デュエット- - Ensemble
-アンサンブル- - Legate
-レガート-
キネマの神様
また少し遠のいてしまったけれど、一時期どはまりした単館上映系の映画鑑賞。その時に通っていた、「シネマ ジャック&ベティ」もいわゆる名画座というものらしい。
大型のシネコン全盛期だけれども、それでも私にはこじんまりとした名画座的映画館の方が居心地がよいと思う。どんなに涙ぐずぐずで見終わっても、感動で動けなくても、なんとなくほっといてくれるような照明の暗さと、スタッフとの距離感がありがたいからだ。なんてことをあらためて認識した、この本。
大型シネコン開発を推進していたのに突如会社やめたアラフォー娘と、賭け事・酒大好きでどうしようもないけれど、同じくらい映画もこよなく愛する父。あるきっかけから、父の映画の評論を軸としたブログを娘がはじめて、物語がたたたぁーって動き出す。
なにがすごいって、このブログとして書かれている、父・娘の映画評論。名画座が舞台なだけに、知っている映画もいっぱい出てくるのだけど、だからこそ、その文章に引き込まれる。
昔から、読書が好きなわりに感想文に苦手意識を持っている私。ま、あいかわらずこの文章はへたっぴですが、感銘を受けたことこうやって伝えるんだなぁ、なんてしみじみ感心してしまった。そして、読んだらその映画を見に行きたくなるんだから、すごい!親子の愛、映画への愛、名画座への愛、そして会えなくても通じ合える友情みたいなもの。読み終わったときに、本当にほんわか幸せなあたたかな気持ちになった。
ああ、いいなぁ、本って。そしても映画もいいなぁ、と思った。
By サダ
安くて良いものベストブック2018
様々な日常品をテーマに比較検証する雑誌“LDK”の別冊です。
キッチン用品や収納用品、食品、化粧品まで、お金をかけずに素敵な暮らしを叶える285品が掲載されています。
たとえば・・・ ダイソンとマキタの掃除機や、イッタラとIKEAのお皿、無印良品とトップバリューのオープンシェルフなどなど、見た目のデザインや素材、使い勝手、そして価格の比較が掲載されています。
品質・素材・デザインすべてにこだわった逸品を選ぶか、毎日がんがん使うのもなのでコスパ重視で選ぶか、それは人ぞれぞれ・・・ざっと目を通すだけでもおもしろい内容です。
すべてにお金をかけられれば最高ですが、なかなかそうもいかないのが現実。でもやっぱり毎日の暮らしにはこだわりたいと思っているかたにおすすめです。By ナカタニ
収納上手にならなくてもいい 片づけのルール
毎日仕事に家事に育児にと追われているうちに、だんだんと部屋の中が荒れていきます。
とりあえず物を置いてあるだけの部屋や、とにかく仕舞ってしまおうと詰め込んだ、娘のかわいい服やお気に入りの食器などを見ると、あ~片づけたい、納めるべきところに物を収めたいと思います。
常にそんな願望を持っているので、収納の本はよく読むのですが、今回ご紹介する「片づけのルール」は写真で具体例がたくさん掲載されているので、楽しく読むことが出来ます。
片づけはモチベーションからだと思いますので、掲載内容を参考にすると同時に、楽しく読んでモチベーションを上げてみて下さい。(モチベーションがあっても、なかなか片づけの時間がないのが悩みですが。)
「収納のルール」「もの選びのルール」「インテリアのルール」とシリーズになっていて、それぞれ楽しく雑誌のように読めます。
byさっちー
はじめての小さな庭づくり
ガーデニングと言うとお庭をたくさんのグリーンやお花で埋め、しっかりメンテナンスしなければ!と力んでしまいがちですが、この本は玄関先のちょっとしたスペースや狭いスペースから楽しもう!というスタンスの本です。
どんな小さなスペースでも庭を作れることやたとえ枯らしてしまっても落ち込まない、最初から完璧を求めない、などガーデニングのハードルを下げ、取り組むことができます。
そして、センスの良い施工例がいくつもあるのでグリーンとお花の組合せなど参考になります。
どんどん読み進めると自宅の庭いじりやプランターいじりをしたい衝動にかられること間違いなし!
ガーデニングに興味がある方は是非読んでみてはいかがでしょうか。
By.あかしぃ
ウドウロク
あの。有働さんのエッセイ。
NHKをこの春退社されてしまった、あの有働アナ。仕事をしていれば、風邪で休みでもしない限り、あさイチは見れない。それでも、何かにつけて、いのっちと有働アナの立ち位置やフラットな振舞い方などを知ってはいて、なんとなくずっと好きだった。なので、降板と同時にNHKをやめてしまったのは、ひとりで何気に衝撃を覚えたし、あの気さくな感じの有働さんはしばらく見れないのね。なんて寂しくも思った。
で、たまたま出会ったこの本。そうは見えないけれど、クロいらしい。ご自分で言うには。だから、なにげに毒も吐いている。はつらつとなんとなく楽しそうに。仕事に、恋愛に、人間関係に、NY支局勤務時代のこと、エッセイの唯一の条件として出版社に言われたらしいあの「脇アセ」騒動のこともしっかり書かれている。笑
仕事をしている40代の一女性として、 とっても普通にフラットな視点で自由に書かれていて、近くにいたら思わず本人に話しかけてしまいそう。もちろん、あれだけの位置まで行った人ですから、その努力や苦労、機敏さも垣間見れる。
色々頭がパンパン!みたいな時に、脳をほぐしてくれそうな気軽さで、さらりと読める、素敵なエッセイでした! By サダ